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オンデマンドで店舗や家具を出力。コミュニティを盛り上げる「Wikiblock」のオープンソース・ツールキット

細井麗子/ハロリノ編集部2017.10.31

3Dプリンタなどをつかった「デジタル・ファブリケーション」(デジタルによるものづくり)は、個人を「つかうひと」から「つくるひと」へと変える「パーソナル・ファブリケーション」のトレンドを生み出しました。そして、ものづくりのためのデザインや知識をネットワークでシェアする、「ソーシャル・ファブリケーション」というムーブメントが起きています。

アメリカの非営利団体 Better Block(ベターブロック)が立ち上げた、「Wikiblock(ウィキブロック)」が提供するオープンソースのツールキットの持つ意味を考えていきましょう。

 
 

コミュニティのための場づくりを考える「プレースメイキング」

via: betterblock.org
http://betterblock.org/wikiblock/designs/

via: smart-magazine.com
https://www.smart-magazine.com/en/wikiblock-urban-furniture/
via: betterblock.org
http://betterblock.org/wikiblock/designs/
via: smart-magazine.com
https://www.smart-magazine.com/en/wikiblock-urban-furniture/
via: smart-magazine.com
https://www.smart-magazine.com/en/wikiblock-urban-furniture/

 
Better Blockのジェイソン・ロバーツは、Wikiblockをはじめた理由をこう語ります。
「コミュニティの場のためのいろんなツールの製作の敷居を低くしたかった。CNCルータがあるメーカースペースさえあれば、建築家や大工、建設業者なしに、住民だけでものづくりができるようにしたかったんだ」
 

via: popupcity.net
http://popupcity.net/print-build-and-customize-urban-furniture-with-wikiblock/

アメリカ・セントポールのポップアップ野外シアターでは、住民たちによるWikiblockの検証実験が行われました。

via: smart-magazine.com
https://www.smart-magazine.com/en/wikiblock-urban-furniture/

 
自分たちの街のデッドスペースを地域の住民の手で活性化させること。ここには、「プレースメイキング」というコミュニティのためのサステナブルな“場づくり”の考え方が生かされています。そして、デジタルによるものづくりをオープンにすることで共有し、世界中のコミュニティが有効活用できる試みにもなりました。
 
 
DIY(Do It Yourself)からDIWO(Do It With Others)へ

via: popupcity.net
http://popupcity.net/print-build-and-customize-urban-furniture-with-wikiblock/

 
MITメディアラボのニール・ガーシェンフェルドの『ものづくり革命』や、クリス・アンダーソンの著作『MAKERS』が紹介したメイカームーブメントが世界中で進行しています。「つかうひと」と「つくるひと」の垣根がなくなり、FabLab(ファブラボ)のような工作機械を備える実験工房で、だれもが自由にものづくりが行える時代が到来しつつあります。

ソーシャル・ファブリケーションとは、パーソナル・ファブリケーションにソーシャルメディアとオープンソースを取り入れた「みんなでシェアするものづくり」。FabLabの提唱するDIWO(Do It With Others)のスタイルです。
 
 

製作体験を共有してコミュニティを活性化
 

via: smart-magazine.com
https://www.smart-magazine.com/en/wikiblock-urban-furniture/

アイデアやリソースをシェアするだけでなく、場づくりのための製作体験を住民が共有すること。ジェイソン・ロバーツがWikiblockに込めたねらいです。コミュニティの住民たちがツールキットを通して地域の活性化プランを練り、データをカスタマイズしたり、ダウンロードしてテストする。そして、その場でみんなでいっしょに組み立てる。役割が終わったら分解して撤収する。こうした一連の共同作業を通して、コミュニティを活性化しようという意図です。

Wikiblockの住民参加のものづくりを通したボトムアップなアプローチは、ソーシャル・ファブリケーションの“ソーシャル”という意味に新しい価値をあたえるものかもしれません。

Via:
http://betterblock.org/wikiblock/designs/
http://popupcity.net/print-build-and-customize-urban-furniture-with-wikiblock/
https://www.smart-magazine.com/en/wikiblock-urban-furniture/

IDEAS/COMMENTS

小川 広一郎
「みんなでシェアするものづくり」のハードルを下げることはとても重要だと思う。0と1の間には天と地ほどの開きがあるし、技術革新どんどん導入したい。
2017年11月5日 20:21
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