ハロリノ史上初! 公園のなかの新プロジェクトが岩手でスタート

岩手県で新しいプロジェクトがはじまりました。みんなの家が拡張してつながる「こども図書館」プロジェクト。場所はなんと、ハロリノ史上初の公園です。

盛岡駅から徒歩20分ほどの住宅街にある盛岡市中央公園。岩手県立美術館をはじめとした文化施設がいくつか隣接している好立地にあり、写真のように展望台から北上山地・奥羽山脈の雄大なランドスケープが見渡せます。

芝生もきれいに整えられており、このままでも十分完成された公園にみえますが……。東側へ歩いていくと雑木林のような雰囲気の場所にたどり着きました。

これはどう見ても公園とは言い難いのですが、正式な公園の敷地。さまざまな事情でこれまで何十年も未整備のままになってしまったというこの一帯こそが、今回のプロジェクトがスタートする場所になります。

子どもの学びがテーマの「BeBA TERRACE(ビバテラス)」

未整備だった一帯は2019年、盛岡市と民間事業者が協定を結ぶPark-PFI(公募設置管理制度※)による公募で、保育園を含む施設をそなえた広場を整備することが決まりました。公募で採択されたのが「BeBA TERRACE(ビバテラス https://bebaterrace.com/ )。

運営は、みんなのみらい計画、MDS、タヤマスタジオ、Gugusdada、門崎丑牧場、Mファームが事業主体となっている、BeBA TERRACE運営協議会が行います。

ビバテラスには先行して開園した「モリオカえほんの森保育園」のほか、南部鉄器の「てつびんの学校」、飲食店、スケートボードパーク、マルシェなどが順次オープン予定。

居心地のよい広場やお店をつくるだけではなく、フリースクールに通う子どもたちが各施設で仕事体験できるという重要な役割も。保育園、お店、工房、広場、公園全体で子どもの学びを後押しする仕組みになっているそうです。

今回はじまるハロリノの新プロジェクトも、このストーリーに紐づいた「子ども」がテーマの場づくり。次回の記事で、プロジェクトの内容をお伝えします!


※Park-PFI
2017年の都市公園法改正により新たに設けられた、飲食店、売店等の公園利用者の利便の向上に資する公募対象公園施設の設置と、当該施設から生ずる収益を活用してその周辺の園路、広場等の一般の公園利用者が利用できる特定公園施設の整備・改修等を一体的に行う者を、公募により選定する「公募設置管理制度」のこと。

国土交通省 都市公園の質の向上に向けたPark-PFI活用ガイドラインより
https://www.mlit.go.jp/common/001197545.pdf


みんなの家が拡張してつながる「こども図書館」プロジェクトって?

子どもの自立と就業体験をコンセプトに整備が進む盛岡市中央公園ビバテラス(BeBA TERRACE)。敷地内の保育園に併設される「こども図書館」を地域の人とシェアできる開かれた場所にします。目指すのは、子ども、おとな、家、仕事をつなぐ「拡張」した居場所。家のしごとをする、家のようにくつろぐなど、まるで自分の家のように利用し、地域住民が持ち寄り、関わり合うことで子どもも大人も学び成長できる場をつくり育てていきます。


10/31(日)14:00~16:00 オンラインイベント開催

盛岡市中央公園ビバテラスを、みんなで楽しもう! 泊まれる?
仕事できる? こども図書館&公園でなにしよう会議
日時:2021年10月31日(日)14:00~16:00
形式:オンライン Zoom(参加無料)
主催:みんなのみらい計画 / エンジョイワークス

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