「環境に寄り添う建築のあり方」THE SKELETON HOUSEトークイベントvol.5

開催日: 2024. 01.27(土)
17:00〜18:00

オンライン

THE SKELETON HOUSEトークイベントvol.5

お申込みはこちら
https://ewform.enjoyworks.jp/index.php?id=1314

ゲスト
パーマカルチャーのデザイン手法・哲学を背景とした住環境づくりをめざし、環境、地域、社会に開いた建築を設計されている、建築家の山田貴宏さん。

聞き手
「無印良品の家」(現・株式会社 MUJI HOUSE)の開発に従事、住まい・暮らしの研究者であり、「スケルトンハウス」のアドバイザーを務めていただいた⼟⾕貞雄さん。


この連続トークイベントでは⼟⾕貞雄さんを聞き⼿に、ゲストとのトークで、⾃分の暮らしとはどのようなものなのか、そのヒントを探っていきます。

第5回のゲストは、ビオフォルム環境デザイン室を主宰する、建築家の山田貴宏さん

今回は山田さんをお招きして、「環境に寄り添う建築のあり方」をテーマに、自然と調和する建築・住まいについてお話しを伺っていきます。

開催概要

2024年1月27日(土) 17:00~18:00
開催方法:オンライン
参加費:無料
申し込み:https://ewform.enjoyworks.jp/index.php?id=1314

「スケルトンハウス」とは

家づくりとは、暮らしをつくることだといえます。その暮らしは誰かが与えてくれるものではなく、⾃ら時間をかけて積み重ねていくもの。

「スケルトンハウス」は、内装はほとんど最⼩限のものでできている住宅です。そのままでも住めますが、住む⼈が⼿を加えていくことを考えています。そのために、住まう⼈が⾃分で⼿を加えやすいような“余⽩”をたくさん作っています。

自分の家は自分でつくる、100年後も愛される家
https://theskeletonhouse.com/

第5回開催に寄せて/土谷貞雄

日本のパーマカルチャー協会設立以来、建築の担当を受け持ってきた山田さんです。パーマカルチャーの聖地・藤野に住んでいます。

自宅は畑つき里山長屋という名称で4家族の家と一つのシェアスペースと各家に畑があります。すでに竣工から12年、今は時間と共に落ち着いた雰囲気になっています。

山田さんは独立前、ゼネコンで設備系の設計をしていました。そうしたキャリアも地球環境に負荷をかけない建築という流れに自然に行き着いています。

もちろんデザインに興味がなかったわけではなく環境を軸にデザインをするためでした。独立後は、デザイン面でも優れた作品を作っています。

奇をてらわず、自然体の伸び伸びとしたデザインです。今回は山田さんの最近の作品を紹介してもらいながら、山田さんの環境についての視点をもとに議論を展開したいと思っています。

ゲストスピーカー

山田 貴宏
一級建築士事務所 株式会社 ビオフォルム環境デザイン室 代表取締役

地産地消や伝統的な木の建築などを中心に建築/環境設計を行う。パーマカルチャーのデザイン手法・哲学を背景とした住環境づくりをめざし、建物とそれを取り巻く自然、コミュニティまで含めた幅広い環境と場づくりがテーマ。

略歴
1992    早稲田大学理工学部建築学科都市環境工学専修 修了
1992-1999 清水建設株式会社
1999-2005 長谷川敬アトリエ
2005〜   ビオフォルム環境デザイン室
日本大学生物資源科学部非常勤講師、早稲田大学建築学科非常勤講師を歴任

資格等
一級建築士
日本建築学会 会員
日本建築家協会 会員
NPO法人 トランジション・ジャパン 監事
NPO法人 エコロジカルアーキスケープ 理事

著作
「畑がついているエコアパートをつくろう」(自然食通信社)(共著)
「里山長屋を楽しむ」(学芸出版社)
「パーマカルチャー~自給自立の農的暮らしに~」(創森社)(寄稿)

受賞等
山梨県建築文化賞優秀賞 「PICA山中湖」
群馬県 2014年ぐんまの家 優秀賞受賞「みなかみもりの家」
チルチンびと住宅建築賞 「藤野・森の家2」
グッドデザイン賞 「八寿恵荘」
日本建築家協会 2016年 環境建築賞(住宅部門) 「里山長屋」
グッドデザイン賞 「神山町・大埜地の集合住宅」
日本建築家協会 2023年 環境建築大賞 「神山町・大埜地の集合住宅」
日本エコハウス大賞 2023年 モデルハウス部門 優秀賞 「さとのえ」
ウッドデザイン賞 2023年 環境大臣賞 「さとのえ」

聞き手

⼟⾕貞雄
株式会社貞雄 代表/コンサルタント、建築家、住まい・暮らしに関する研究者、コラムニスト

1989年、⽇本⼤学⼤学院理⼯学研究科建築史専攻修⼠課程修了。ローマ⼤学への留学や住宅不動産系のコンサルティングなどを経て、2004年に「株式会社良品計画」のグループ会社に⼊社し、「無印良品の家」(現・株式会社 MUJI HOUSE)の開発に従事。2008年に独⽴し、住宅系の商品開発やWEBコミュニケーションの⽀援を⾏う。

無印良品のWebメディア「くらしの良品研究所」「みんなで考える住まいのかたち」の企画・運営をはじめ、現代の暮らしについてアンケート調査やフィールドワーク、執筆活動などを⾏い、未来の暮らしのあり⽅を提案。住まいに関する研究会「HOUSE VISION」を企画・運営、中国での暮らし調査なども⾏ってきた。2020年より、北海道・ニセコを中⼼に活動を⾏っている。