The Bath & Bed Team、金沢大学で「泊まれる蔵」のプロジェクト演習を開講

エンジョイワークスは、国立大学法人金沢大学が2024年6月に開講した、観光プロジェクト演習(通称「町とつながる観光ビジネス」)に参画しています。

全国の使われていない「蔵」をリノベーションし宿泊施設に再生する、電通とのプロジェクト「The Bath & Bed Team(略称:BBT)」の新たな展開として、蔵を使った新しい宿泊事業を通して、次世代の観光ビジネスとまちづくりについて研究する産学連携の新科目となります。

講義では学生とともに蔵を選定し、「The Bath & Bedブランド」の宿泊施設にしていく過程を通して、実践の場を提供していきます。6月12日の開講日にはエンジョイワークス代表の福田和則が登壇し、講義を行っています(写真)。市内の蔵をリサーチするフィールドワークも実施します! 講義の様子や金沢での学生との取り組みについては、SNSなどで随時発信していきます。

金沢大学は、2024年度から観光デザイン学類の定員を増やし、観光における人財の育成を強化しています。今回開講する「観光プロジェクト演習」では、石川県の重要産業である観光関連産業の発展、経済の好循環を創出する実践の場を学生に提供。私たちBBTの掲げる「町とつながる」のコンセプトや、事業を通して培ったノウハウなどを取り入れた「観光ビジネス」について学ぶ場にしていきます。

また、私たちは今回の産学連携により、学びとまちづくりの体験を創出し、観光関連人財の育成や地域活性に貢献していきます。

「観光プロジェクト演習」概要
・科目名:観光プロジェクト演習(通称「町とつながる観光ビジネス」)
・開講日:2024年6月12日(水)

【カリキュラム内容】
観光事業や宿泊施設などのフランチャイズの仕組みの理解や、事業を行う際に必要な企画力の向上、ブランディングの手法、資金調達のためのクラウドファンディングのコミュニケーション方法やオウンドメディア運用手法の習得など、あらゆる実践的なスキル獲得を目的とした講義を予定。
また実際に、宿泊施設となり得る「蔵」探しや、その蔵を宿泊施設に生まれ変わらせるプロセスに並走するほか、繊維商社の豊島株式会社(愛知県名古屋市)の協力のもと、「蔵」周辺の地元の生産者や食品関連企業などから提供される食料残渣を原料に、各蔵オリジナルのアメニティグッズ(風呂敷)を作成します。このように、宿泊者が町とつながるための仕掛けづくりを体験していきます。

泊まれる蔵「The Bath & Bed」とは

エンジョイワークスは、2018年に神奈川県葉山町の空き蔵をリノベーションし、大きなベッドとお風呂の一棟貸し宿泊施設「The Bath & Bed Hayama」を開業しました。改修のための資金調達は、当社の運営する共感投資クラウドファンディングサービス「ハロー! RENOVATION」を活用。小規模不動産特定共同事業の全国初の取り組みとして注目されました。

「The Bath & Bed Team(略称:BBT)」とは

葉山の事例を契機に、全国の使われていない「蔵」をリノベーションし宿泊施設に再生するため、2022年、私たちはブランディングを担当する株式会社電通(東京都港区)とインテリアコーディネーターの石井佳苗さんとともに、プロジェクトチーム「BBT」を立ち上げました。

葉山に続いて、長野県の小布施と佐久穂、富山県では立山、愛媛県の道後で既に「泊まれる蔵」が開業しており、「全国100棟」を目指して各地の蔵オーナーや運営事業者と交渉を進めています。

BBTプロジェクトの記事一覧はこちら!
https://hello-renovation.jp/hashtag/result/207


The Bath & Bed Teamウェブサイト
https://bathandbed.team/
株式会社電通によるリリース(6/12付)
https://www.dentsu.co.jp/news/release/2024/0612-010738.html
豊島株式会社によるリリース(6/12付)
https://www.toyoshima.co.jp/news/detail/394