投資型 宮古島・持続可能な島づくりファンド2号
投資特典
一棟貸し宿泊施設「yomo」「zaya」「tonari」の宿泊料、いつでも20%OFF
2口以上の出資で無料宿泊体験をプレゼント
國仲商店で使えるクーポン券をプレゼント
詳細は本ページ内にてご案内しています。ぜひご検討ください。
はじめまして。宮城県仙台市に本社を構える不動産会社、株式会社ユカリエの永野健太と申します。僕が初めて宮古島を訪れたのは2017年のことです。美しい風景とゆったりと流れる島の時間、そしてあたたかく迎えてくれた島の人達。すっかり島の魅力に取りつかれてしまった僕は、島に何度も通っては、お酒を酌み交わす日々を過ごしました。
そんな中、島の人の気持ちや関わりと関係なく、どんどん進んでいく開発を横目に見ながら、島の人が必ずしも今の観光のあり方や開発に喜んでいるわけではないことに気付きます。どうすれば島の人と観光客がともに喜べるのか。今の宮古島に残されている風景や建物、人のあたたかさや文化を資源とした持続可能な観光のあり方に何か役に立てることはないだろうか。そんなことを考えていた折に、島の人達から空き地や空き家の相談を受けるようになり、この島でいくつかの事業を始めることになりました。
2022年7月には宮古島・持続可能な島づくりファンド「島民と共につくる、おばぁの宿」を組成し、目標額に対して100%の調達を実現いたしました。応援頂きました投資家の皆さま、本当にありがとうございました。今回は第2弾として「島民と共につくる、島で暮らすような宿」のファンド募集をさせていただきます!
僕たちがこの島ですべきことは、島の人たちから教えてもらいました。2015年に伊良部大橋が開通、2019年に下地島空港が開港して以来、海沿いのサトウキビ畑には多くのリゾートホテルが建設され、原風景が失われていきました。また、建築ラッシュによる工事価格の高騰から、賃貸住宅の家賃上昇にも影響を及ぼしています。観光客が増えることは島の経済に寄与する一方で、島民の生活水準の向上に直結しているとは言い難い現状がありました。
島の方との交流を通して、僕たちは地域を主語にした3つの事業に取り組むようになりました。
あるご縁から伊良部島の入り江に囲まれた約2000坪の土地を借り受けました。当時、伊良部島には観光客や島の人が訪れたくなる店や施設がほとんどありませんでした。穏やかな風が通り抜け、ゆっくりとした時間が過ごせるこの場所を、島の人にも観光客にも訪れてもらえる場所にしたい、そんな思いで2021年に誕生したのが國仲商店です。島には「もやい」と呼ばれる、親しい仲間で定期的に集まる風習があります。近所のおじい、おばあが飲みの場の代わりに國仲商店に集まってお茶をするなど、交流の場としての役割も果たすようになってきています。
伊良部島では農業に携わる人がたくさんいます。農家の収入と島の持続的な発展を考えると、地域で新たな産業をつくる重要性を感じたことから、コーヒー栽培の挑戦を始めました。年間を通して気温が高く、コーヒー栽培に向いている面もありますが、台風や水源の確保など、地域特有の課題も多かったことから、東京農業大学と産学共同で研究を進めています。カフェやお土産、観光農園など観光産業としての幅広い展開が考えられるコーヒー事業をしっかり育んでいきます。
あるご縁がきっかけで築52年の小さな空き家を譲り受けました。この空き家、以前はユタと呼ばれる民間の巫女だったおばあが住んでおり、ご近所から「おばあの家」と親しまれ、人々が集まる賑やかな家だったそうです。不動産屋としての経済合理性で言えば、新築、建て替えでの活用を検討するところですが、この建物が持っている物語を引き継ぎ、これからも人が集まる場所にしたい、との思いから当時島では珍しかったリノベーションに取り組むことになりました。島の職人さん達にとっても初めての挑戦で工事は大変でしたが、完成した際にこの事業に関わってくれた島の皆さんが喜んでくれたことが何よりの成果でした。「よもやま話」と呼ばれるような、日常的でとりとめのない会話を楽しんでもらえる場になってほしいという思いを込めて、「yomo」と名付けました。
「yomo」のプロジェクト費用は「ハロー! RENOVATION」のファンドを通じて共感してくださった方々からの投資によりまかない、募集金額950万円に対して100%の資金調達を達成しました(ファンドの詳細はこちらのページをご参照ください)。オープンしてから1年が経った今では、宿泊だけでなく、島の人たちとの集まりの場や家族行事を過ごす場としても利用されています。
2023年6月には2棟目となる「zaya」をオープンしました。こちらも平良の繁華街近くにあり、観光の拠点としての利便性が高く、瓦屋根や木製建具が残る宮古島らしい宿です。まだオープンしたばかりですが、順調に予約も頂いています。
実は僕たちがお預かりした空き家は平良だけでなく、のどかな風景の広がる伊良部島にもありました。ただ、僕たちには宿運営の実績がなかったため、まずは平良で運営を行い、その経験を踏まえて伊良部島での宿泊事業に挑戦したいと考えていました。まだまだ手探りでの運営ではありますが、 「yomo」と「zaya」で得られた経験も活かして、いよいよ伊良部島での宿泊事業に取り掛かることにしました。
今回募集する宿泊施設の立地とコンセプトについてお伝えさせていただきます。
これまでの2棟は宮古島の中心部にありましたが、今回は目の前にさとうきび畑の広がる、伊良部島の静かな集落にある空き家です。伊良部島は宮古島と伊良部大橋でつながる離島で、海沿いにリゾートホテルはたくさんありますが、島の大部分を畑が占め、集落には住宅がぽつぽつとあり、飲食店や商業施設も多くはありません。一方で、伊良部島には渡口の浜や17ENDといったきれいなビーチやシュノーケリングスポットの中の島海岸、牧山展望台などの観光名所もあります。宿から歩いて行ける佐和田の浜は夕日の名所で、夜になれば宿のある場所からはさとうきび畑を通り抜ける風の音を聞きながら、きれいな星空を見ることができます。
宮古島の観光客の傾向として、2回、3回と訪れるリピーターが多いことが挙げられます。初回訪問時には平良の中心部を拠点にして、島内の観光スポットを回るような旅行スタイルが人気ですが、2回目、3回目の訪問では中心部を離れて、離島でゆっくり過ごす観光客もたくさんいます。そんな観光客に向けて、伊良部島のローカルを楽しむ立地としてPRを行っていきます。また、既に営業している「yomo」と「zaya」は住宅地にあるため、民泊事業での営業日数の上限が180日となりますが、今回の立地では旅館業による営業となるため、営業日数の上限がないことも強みとなります。
今回の取り組みの意図としては②で後述するローカルを楽しみながら「島で暮らすような宿」というコンセプトによって事業を成立させることで、観光の利便性の高い中心部以外の空き家についても、活用が出来る提案力を備えていくことで、より多くの島の空き家の困りごとを解決していけるようになれたらと考えています。
今回は宮古島のとなりにある伊良部島でつくる宿なので「tonari」と名付けました。
沖縄県の令和3年度の観光統計実態調査によると宮古島を訪れる同行者について最も多いのが夫婦(34.4%)、次いでひとり(23.4%)、友人知人(12.1%)となっています。年代についてはトップが50代(27.2%)、次いで40代(20.6%)、30代(17.4%)となり、活動目的のトップは観光地巡り(71.4%)、沖縄料理を楽しむ(34.8%)、マリンレジャー(33%)、保養、休養(26.8%)となっています。今回の宿の環境と立地を考えた際に夫婦やカップル、友人と共に保養、休養を目的に宮古島でのんびりと島で暮らすように過ごせる一棟貸しとして提案できれば、今あるニーズの受け皿になることが期待できると考えています。
伊良部島のローカルな良さを楽しめるようなお手伝いとして、僕たちが知る島内のおすすめの観光スポットや飲食店等の紹介だけでなく、美味しい食材の調達方法をお伝えするなど、宿での料理も楽しめるような情報と設備を用意します。また、僕たちが運営する國仲商店も近くにあることから、食事提供等についても連携していきます。
伊良部島の静かな集落に建つ、築55年のコンクリートブロック造平屋建てのリノベーションになります。丁寧につくり込まれた床の間や欄間等、琉球・沖縄建築の伝統的な内装を残しながら、目の前に広がるさとうきび畑と共に移ろう自然を感じられる空間をつくります。宿で過ごす時間もゆっくりと楽しめるようにリビングを広く取り、これまでの2棟にはなかったソファーの設置を考えています。
これまで地元の職人さんと共に試みた新しい手法や素材の開発の経験を活かしながら、伊良部島のこの場所・この建物だからこそ感じられる新しい宿泊体験を提供したいと考えています。
今回の宿の運営については「yomo」と「zaya」の運営を行っている株式会社コノテ(株式会社ユカリエの子会社)が行います。リノベーションの多くは島の職人さんや工事会社に依頼を行い、その後のメンテナンスも地域の方に関わって頂いています。また、宿の日々の管理や清掃等についても地域で採用を行い、僕たちの運営する宿が増えることで地域内の雇用を増やし、多くの方に仲間として関わってもらうことを大事にしています。また、僕は宮古島の大きな魅力は島の人のあたたかさだと考えているので、地域の方と観光客との間の交流や接点が生まれる機会づくりを行っていきたいと考えています。例えば地域のおばあに手料理や島の歴史を教わる機会を設けたり、島の人の集まるバーベキューに参加出来たりと、島外の人に一番体験してもらいたい対話のきっかけを提供する活動を今後進めていきます。
僕たちが地域からお預かりする空き家が最終的には宿だけでなく、様々な用途で再利用されることで、今ある建物を活かし、今ある風景を残しながら、地域の人々が持つ特技や関係性も資源として活用することで、地域の特性を活かした持続可能な観光に少しでも寄与していけたらと思います。
僕たちと空き家の活用を考えている所有者さんをつないでくれる、僕たちの事業の恩人です。仕事だけでなくプライベートでもずっと一緒で宮古島の父のように思っています。嘉手納さんから人として大事なこと、島を思う気持ち、島のこれまでとこれからについてなど、多くのことを教わりました。嘉手納さんが思う、島の明るい未来を一緒に実現する仲間としてこれからもお役に立ちたいと考えています。
設計デザインを担当。東京で様々なリノベーション事例を手がけていることから、宮古島での一棟目となる「yomo」、二棟目の「zaya」を担当して頂きました。宮古島での工事は建築手法も職人さんとのコミュニケーションもこれまでとはあまりに違いすぎて、日々驚きの連続だったと語ります。島の職人さんと膝を付き合わせてコミュニケーションを取り、島の建築を理解、咀嚼して既存を活かし、新たな手法や表現と組み合わせるアプローチのしぶとさ、我慢強さはいつも頭が下がる思いです。岸田さんと一緒だからこそ、このプロジェクトは続けられていると思っています。今回はこれまでの経験を活かせる面白い建物とテーマなので、新たな空間体験を提供してくれると思っています。
一口金額 5万円
出資上限 一人当たり20口(100万円)まで ※1
想定利回り 年3.0%(税引前)
運用期間 5年(予定)
ファンド募集金額:15,000,000円
優先出資:約79.2%(ファンド出資者)
劣後出資:約20.8%(営業者)※2
本ファンドの想定利回りは「年3.0%(税引前)」。
100万円ご投資頂くと5年の運用期間中合計で115万円(税引前)が償還される分配シミュレーションとなっています。※詳しくはリターンのページの分配シミュレーションをご確認ください。
本ファンドに出資いただいた方には、定期的なIRレポートを通じて本物件の運営状況を報告します。稼働状況、運営においてどのような取り組みを行っているかを知っていただきながら、投資家として事業にご参加いただくことができます。ご自身で民泊物件の運営などの事業展開を考えていらっしゃる方や、不動産でお困りのオーナーさんにも、お役立ていただける情報をお届けします。投資家のみなさまからのアイデアも運営に活かします。
※ 宿泊先は1回あたり1ヵ所。いずれも5月GW、7~9月、年末年始のぞく。詳細は運用期間中に別途ご連絡いたします
多様な世代が交流しながら心身の健康促進に取り組める施設を目指し、地域住民の意見をヒアリングしながら、一人ひとりのニーズに寄り添った事業コンセプトを検討。場の設計やサービス内容に活かしています。
地域の課題解決のための事業拡大や新規事業の立ち上げ促進のため、事業に共感する人たちからの小口投資で資金を集めて事業運営を行う「投資型クラウドファンディング」のプラットフォームを構築しています。
「参加型のまちづくり」を掲げ、地域住民やまちに関心のある人が主体的に地域活性化やまちづくりの事業に参加できる仕組みを提供。空き家活用や多用途施設の運営など持続可能なまちづくりに貢献しています。
会社名 | 株式会社ユカリエ |
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所在地 | 宮城県仙台市若林区荒井東1丁目6-6 |
許可等 | 小規模不動産特定共同事業者 宮城県知事 第1号 |
代表者 | 代表取締役 永野健太 |
不動産特定共同事業の種別 | 小規模不動産特定共同事業第1号 |
業務管理者 | 端倉哲也 |
代表電話番号 | 022-794-7838 |