旧村上邸で「鎌倉」にどっぷり浸かる。能舞台での瞑想から始めるオフサイトミーティング

能舞台で瞑想をしてから、日本庭園を臨む会議室でミーティング。そんなユニークな使い方ができる場所が鎌倉にあります。ひときわ静かな谷戸に、古民家を再生してつくられた「旧村上邸―鎌倉みらいラボ-」。古都・鎌倉のイメージそのものの企業研修施設であり、地域のコミュニティ拠点です。この場所でどんな体験ができるのかご紹介します。

※この記事には新型コロナウィルス発生前に撮影された写真が含まれています。

集合場所は海!? 非日常のはじまり

精神的にも物理的にも日常から離れてこそ、オフサイトミーティング。
都心から片道1時間程度と手軽に来られて、豊かな自然と風情を感じられる鎌倉はまさにオフサイトミーティングに丁度いい場所です。
旧村上邸で研修を行ったある企業では、早朝から観光、海水浴、トレッキングなどのアクティビティをこなしてから出社する「エクストリーム出社」にチャレンジ!
サーフィンをしてから出社する社員がいたり、都心から走ってきた社員がいたりと、社員の個性が出ていました。

旧村上邸―鎌倉みらいラボ-は、明治末期に建てられた伝統的な様式の和風木造住宅。
建物がもつ趣はそのままに、さまざまな使い方ができる場へとリノベーションされました。
さらに旧村上邸は「SDGs未来都市」に選定されている鎌倉市における「SDGsの発信拠点」という役割も担っています。

 

圧巻の佇まい

広い敷地に雰囲気ある竹垣や門など、その外観も存在感のあるお屋敷ですが、なんといってもすごいのは、見る人から感嘆の声が漏れるほど大きな能舞台。

集合写真はここで決まり!講演会、瞑想、ヨガ、ウェディングフォトの撮影などさまざまな用途で使われています

この能舞台は、もともとこの家に住んでいた村上さんご夫婦が日本文化への強い想いから、部屋を改造してつくられました。
荘厳な能舞台に立つと、鳥の声と風に吹かれる草木のさわさわという音が聞こえてきます。
敷地内にある本格的なお茶室や、四季折々の風景が美しい庭なども、ご夫婦の想いとともに昔ながらの姿がそのまま残されています。

能舞台でもプロジェクターとスクリーンを使うことができます。ほかにもWi-Fiはもちろん、ホワイトボードなど会議に必要な備品がそろっています

玄関に入ってすぐに見えるのは28畳の和室。
そのままで会議などを行うもよし、襖で小部屋に仕切ってグループワークをするもよし。

ウグイスの声が聞こえる日本庭園を臨む会議室
開放的な空間でリラックスしながらミーティング。いつものオフィスとは気分も視点も変わり、斬新なアイデアが生まれそうです
部屋の窓は2面すべて開放することができ、心地よい風が通り抜けます。畳なので直に座ってくつろぐこともでき、活動の幅が広がります

さらに奥には休憩や懇親会に使いやすいラウンジスペースとキッチンもあるので、クールダウンもばっちりです。

昼食は、鎌倉市農協連即売所などで食材を買ってきてみんなで調理するのもおすすめです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

可動式のソファが設置されたラウンジスペース。こちらも自由に使うことができます
ラウンジスペースを活用して、和気あいあいとクリスマスパーティーも
縁側は人気のランチスポット

ふだんは話さないようなことを話す、メンバーの意外な一面を知る。
そんな一歩踏み込んだコミュニケーションが生まれやすいのも、非日常空間のいいところ。

地域とつながる、鎌倉市のSDGs発信拠点としての旧村上邸

鎌倉を全身で体感できる研修施設として広く活用いただいている旧村上邸。一番の魅力は“鎌倉の人と情報が集まる場”であることです。

旧村上邸―鎌倉みらいラボ-の誕生は、所有者である村上梅子さんが2014年に逝去した後、梅子さんが生前から望んでいたとおり市へ寄付されたことがきっかけです。

2018年に市は、「持続可能な都市経営『SDGs未来都市かまくら』の創造」という目標を掲げて内閣府の「SDGs未来都市」に応募し、「SDGs未来都市」と「自治体SDGsモデル事業」に選定されました。市が目指すのは「誰もが生涯にわたって、安心して、自分らしく暮らすことでできる社会」。これを実現するため旧村上邸を「SDGsのショーケース」と位置づけ、環境、経済、社会の三つの視点からSDGsについて考える場にするための企画提案を公募しました。

これに応募し、選ばれたのが「参加型まちづくり」を提案したエンジョイワークスでした。

カードゲームを使ったSDGsの勉強会。※新型コロナウィルス発生前に撮影された写真です

場の活用方法については多くの住民と何度も意見交換を重ねました。
リノベーション費用は投資型クラウドファンディングで調達しました。これは投資を通じて出資者の皆さんを巻き込むことによって、継続的に新しい企画を掘り起こしていくための仕掛けです。投資家としてかかわることで、施設が開業したあとも自分ごととしてこの場に携わってもらうことができるためです。

こうした背景から、スタッフたちはコミュニティをつなぐ役割に徹し、利用者や地域の方とのコミュニケーションを大切に運営。旧村上邸は鎌倉の地域コミュニティが交わる場として日々、つながりを拡げ続けています。

鎌倉にはさまざまな市民団体があり、個人で活躍している各分野のプロフェッショナルもたくさん住んでいます。こうした地域の魅力を研修に取り入れるなら、地元の方を講師に迎えるのもひとつ。地域を知る湘南エリア在住のスタッフが地元の企業や団体、地域で活動する講師を紹介しています。
たとえば、旧村上邸の能舞台で行う瞑想やマインドフルネスを取り入れた研修プログラムも好評です。
「能舞台でのマインドフルネストレーニング体験会開催」

新たな刺激がほしい方、集中できる環境を探している方、リラックスできる場でチームビルディングを行いたい方など、ぜひお気軽に「旧村上邸-鎌倉みらいラボ-」の見学にお越しください。鎌倉での過ごし方をスタッフが一緒に考えます!

詳細はこちら
旧村上邸-鎌倉みらいラボ-公式ウェブサイト

\旧村上邸の活用事例/
■オフサイトミーティング
オフサイトミーティングで全館ご利用いただきました!

■新入社員研修
「鎌倉のリソースを活かし、サスティナブルを学ぶ①ー株式会社オオスミー」

■事業部キックオフミーティング
「地元、鎌倉の企業カヤックさんにご利用いただきました!」

■仕事体験
『一人一人が持つ「花」をみつけて、咲かせる』IKKAさんお仕事体験

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