投資という“スイッチ”で、地域をもっと自分事に。ハロリノが提案する「仲間」を増やすファンドのカタチ
「関係人口」という言葉を聞いたことがありますか?
観光で一度訪れるだけでもなく、完全な移住ではないものの、特定の地域と継続的につながり、関わりを持つ人々のことを指します。仕事や交流、応援、投資など、関わり方はさまざま。農園のオーナーになって収穫を楽しんだり、得意なスキルを活かして地元の仕事を手伝ったり。ときには、担い手不足のお祭りを支えるサポーターとして関わることもあります。地域の一員として役割を担い、住民との対話を重ねることで、その土地への愛着は「自分事」へと変わっていきます。こうして生まれる深い絆こそが、「関係人口」の姿です。
まちづくりにおいて、こうした関係人口は「地域活性化の担い手」として期待されています。訪ねて観て終わり…ではない「関係(つながり)」は既にたくさん生まれているのですが、その「点」が単発で終わりやすい課題があります。継続的なつながりや、地域住民との共創、将来的な移住への橋渡しなど、質的な深まりが求められています。
つまりは共に未来を創る「質の高い関係人口」。その一つの方法が、ハロー! RENOVATIONが提供する「参加型クラウドファンディング(ファンド)」の活用です。
ハロリノを活用した「関係人口創出」
「日本のベニス」とも称される美しい運河を持つ、富山県射水市の新湊・内川地域。観光資源として高い価値がありますが、景観保全と観光振興のバランス維持が課題となっています。そこで漁民の作業小屋だった「番屋」をリノベーションし、一棟貸しの宿泊施設“漁泊”へと再生させる「AKAMAプロジェクト」がスタートしました。募集金額は1150万円。公的金融機関からの融資も確定している中で、あえてファンドを活用した理由は、資金確保だけではありません。プロジェクトリーダーの赤間遼太さんは、その意図を次のように語ります。
「何より、“続くこと”が大切。地域の若者たちが『自分にもできるかもしれない』と思える、再現性のあるモデルを残したい。 また、投資という形で関わっていただくことにより、事業がうまくいけば、地域に住む出資者のみなさんにも経済的に還元される仕組みになっています。これは“応援”にとどまらず、“一緒に未来をつくる”関係そのものです 」

ファンドを活用することで、資金だけでなく、地域外の知見やネットワークを「関係人口」という形で取り込み、事業の持続可能性を高めることができます。「AKAMA」のファンドプロジェクトは、まちとの「関係」の入口が投資という手段。(投資家として)宿の成長を見守る立場でもあり、時には旅行者としてこの地を楽しむことも。そのまちでの取り組みが「自分事」に変わるスイッチが投資という訳です。
ハロー! RENOVATIONが目指しているのは、単に資金を集める手段としてではなく、人と地域が継続的につながる仕組みをデザインすることです。投資をきっかけに地域を知り、自分事として関わり続けることで、関係人口は「外からの支援者」ではなく、共に歩む「地域の仲間」へと育っていきます。地域の想いと地域外の力をつなぎ、未来へ続くまちづくりを実現する。その橋渡し役として、ハロリノはこれからも各地の挑戦に伴走し続けます。

「AKAMA冨山」は2025年11月にオープンしました!
富山を訪れる際の旅の拠点として、ぜひご利用ください。
AKAMA冨山公式サイトはこちら
https://akama-inc.jp/works/akama-toyama
※冒頭の写真:内川地域では昨年6月、行政や事業者が集まり、観光に頼らない持続可能な地域価値を考える「内川未来戦略会議」を開催しました(写真右から3人目が赤間さん)