11月の大磯ビーチで、ととのう。テントサウナ in 照ヶ崎海岸

寒い季節こそサウナのベストシーズン! 寒空が広がる大磯のビーチで11月19日、祷龍館プロジェクトの第3回イベント「サウナから始まる地域循環を体感する in大磯/照ヶ崎海岸」を開催しました。サウナで五感を研ぎ澄ましたら、焚き火をしながら地元鮮魚店で仕入れた魚を焼いて食す。ただただ炎を眺める。みんなで祷龍館跡地の活用について語り合う。最高のロケーション、最高の天気の中での最高の1日を写真で振り返ります!

1. ゲストはサウナキャンプの兼康さん。サウナと海と魚で大磯を語ろう


みなさん、こんにちは。エンジョイワークスの恩田です。いつも神奈川県大磯町の祷龍館プロジェクトを応援いただき、ありがとうございます。3回目のイベントを11月19日、照ヶ崎海岸で開催しました。

第2回のイベントであがったアイデアをもとに企画した今回のイベント。テーマは「サウナ×大磯の自然」です。祷龍館はなぜあの場所にあり、当時の人々は何を感じていたのか? そんなことをみんなで語り合いながら、サウナや焚き火、食を通じて元祖整いスポット・大磯の魅力を体感することができました。

2. なぜぼくらは大磯でサウナイベントをしたのか

なぜぼくらは大磯でサウナイベントを企画したのか。それは祷龍館の歴史とサウナに大きな関係があると考えたからです。大磯ではかつて結核などの療養のために「塩湯治(しおとうじ)」が盛んに行われていました。きっと大磯には当時からすでに‟ウェルネスの考え方“が普及していたんですよね。そんな大磯にあって祷龍館も療養で訪れた人々を癒やす場所だったのでしょう。

こうした歴史ある祷龍館の跡地を未来にどう残していけるのか。過去2回のイベントで地域内外のみんなと話し合いを重ねた結果、「サウナをやってみて、祷龍館跡地がどんな価値を持つのか体感しよう!」というアイデアが出ました。

そして、それらのアイデアをもとに企画したのが、海水浴のルーツである塩湯治をサウナというツールを使って体験できる今回のイベントです。せっかくなら大磯を満喫できる一日にしたい。そこで、サウナのほかに、食や海を存分に楽しめる内容を考えました。

<第3回イベントの内容>

  • 大磯のビーチでテントサウナを体験する
  • 焚き火をしながら談笑する
  • 海をぼーっと眺める
  • 大磯の鮮魚店さんの魚を堪能する
  • 大磯を知る
  • 大磯の今と未来を考える

今回使う素材は、サウナ内を暖める「薪」も、蒸気を生み出すための「石」も、みんなで楽しむ「食」も、すべて大磯の地場産です。サウナ企画が立ち上がり、必然的に繋がった自然の環。大磯の地域循環をみんなで体感できるってすばらしい。

3. 地域活動プロデューサー、原大祐さんのお話からスタート

ついにイベント当日。秋晴れの空の下、この日のゲスト「サウナキャンプ」の兼康希望さんにお持ちいただいた、煙突付きのテント式サウナをビーチに設置いただきました。

大磯の山でとれた薪をストーブにくべ、テントの中を暖めていきます。

まずは、大磯町在住の地域活動プロデューサー原大祐さんに、サウナと大磯の関係性や大磯とウェルネスの親和性についてお話いただきました。

大磯町在住の地域活動プロデューサー原大祐さん

続いて、兼康さんにサウナの奥深さをうかがい、だれもが安全に、気軽に、楽しめるテントサウナについてレクチャーいただきました。

テントサウナの魅力を広めるユニット、サウナキャンプの兼康希望さん。「アウトドアで“ととのう”素晴らしさを伝えたい。サウナキャンプという文化を広め、体験してもらいたい」そんな思いで活動されています

そして、いよいよテントサウナの中へ!

見学の参加者も、手軽にサウナが楽しめるテントに興味津々です。

Instagram @toryukan_oiso

のぞくと中はこんな感じ。

ロウリュを楽しんで体を芯から暖めたら、涼しい空気を全身に吸い込んで海へ。遠くに見える水平線をただただ眺めながら天然の水風呂で火照った体を冷やします。

海から上がったら、ビーチに寝転んで体を休めて外気浴の時間。海と一体になってととのう感覚は、一度味わうとやみつきです。



Instagram @toryukan_oiso

サウナを目一杯楽しんだあとも、みんなで焚き火を囲んで暖をとりました。焼きたての魚をほおばりながら、大磯の魅力を深掘りし、祷龍館跡地に残る古民家が大磯にあってどんな場所にしていけるかを語り合いました。

焚き火って、ただ火を見ているだけなのに、心の距離が近づいていく感覚がしませんか。しっぽりとイベントを振り返ったり、祷龍館プロジェクトへの想いを語ったり、大磯のことや互いのことを語ったりして、とても濃い時間となりました。

Instagram @toryukan_oiso

4. 大磯・祷龍館プロジェクト、いよいよ最終章へ

祷龍館プロジェクトは、いよいよ最終章へ。次回記事では、これまでのプロジェクトの歩みをまとめてお伝えします!

明治時代に日本の保養リゾートとして誕生し、別荘地としての大磯町をかたちづくったともいわれる「祷龍館(とうりゅうかん)」。ぼくらはその跡地に建てられた古民家を、地域に求められるかたちで再生していきます。

かつての祷龍館はなぜそこにあり、当時の人たちは何を感じて訪れていたのか? これから事業の可能性を具体化させていく段階に入るので、より一層みなさんの力やアイデアが必要です。引き続きみんなで交流を楽しみ、その中からヒントが生まれる機会をつくっていけたらと考えています。引き続きイベントを通じて地域の魅力を体感し、思いを馳せ、祷龍館跡地、ひいては大磯の未来を一緒につくっていきましょう!

<大磯・祷龍館プロジェクトはこんな方におすすめです>

◆湘南・大磯での新しいプロジェクトに興味がある、関わりたい
◆海の近く、大磯で事業をしたい、場所を探している
◆大磯の地域活性に携わりたい
◆古民家リノベーションに興味がある
◆大磯町の住民のみなさん、自治体の方々

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