日本の暮らしをたのしむ葉山の平屋で夏休み。縁側でスイカを食べませんか?
みなさんお盆には田舎に帰りますか? ハロー!RENOVATION(ハロリノ)プロデューサーのこういちです。
こどもの頃に田舎に帰って楽しかったあなたも、都会暮らしで田舎を体験したことのないあなたも、どこかあたたかく懐かしい葉山の平野邸で、「日本のお休み」を過ごしてみませんか。
お盆に帰ると玄関には靴がいっぱい。
のんびり縁側でスイカを食べるこどもたち。
そんな懐かしい、どこかあたたかい空気に包まれた平野邸で、日本の暮らしを体験するイベントを、2019年8月17日(土)に開催しました。
ようこそ。遊休不動産「葉山の平屋 平野邸」へ
葉山町堀内。ジョナサン葉山店の裏手にある、木々に囲まれ、落ち着いた時間の流れる古民家、平野邸を知っていますか?
材木商を営まれたオーナーさんが住んでいた素敵な古民家。
細部に至るまで工夫が施された欄間や、今ではすっかり見ることのできなくなった揺らぎのある窓ガラス、広々とした庭に育つ大きな梅の木など、素敵な魅力がいくつもあふれる「葉山の平屋 平野邸」です。
そんな平野邸を、地域のみなさんにとっても、泊まりに来たみなさんにとっても、ひとがつながり、輪がひろがるような、『古くて新しい日本の暮らしを体験できる宿』にするリノベーションのプロジェクトがはじまりました。
家に眠る、思い出のつまった古道具を募集しています
こどもの頃に使っていたけど、今では物置の奥で眠っている古道具などありませんか?
臼と杵や風鈴、雛人形などなど…。
平野邸では、季節の遊びかた、楽しみかた、暮らしかたにまつわる古道具を募集しています!
この日のイベントでも、2名の方に素敵な品物を持ってきていただきました。
『端午の節句 兜飾り』
こどもの頃に、端午の節句で飾っていたAさんの兜飾り。重厚な兜と、両脇を刀と弓が構える荘厳さ。
今ではAさんもご家庭を持ち、こどもたちのひな人形は飾っているけど、自分の兜飾りは実家に眠っていたそうです。
『ラジオとホットサンドメーカー』
普段から古道具を集めているBさんのラジオとホットサンドメーカー。無骨でどこかかっこいいCOLUMBIA製ラジオと、オレンジとホワイトの二色づかいで、スイッチがなくコンセントにつないだら電源が入るTOSHIBA製ホットサンドメーカー。
共にレトロ感満載で、まだまだ使える品物ですが、お持ちくださいました。
今後も、引き続きご家庭で眠っている古道具を募集していますので、もしありましたら、気軽にハロリノを運営している、エンジョイワークス(Tel: 0467-53-8583)までご連絡ください! お問い合わせは、ハロリノFacebookページ からも承ります。
古くて新しい日本の暮らしってなんだろう?
この平野邸で、地域のひとびとが、泊まりに来たひとびとにシェアできる、『古くて新しい日本の暮らし=葉山の暮らし』って何があるでしょうか?
葉山の暮らしを、今日このイベントに参加したみなさんで考えるにはどうしたらよいか…?
すでに参加型まちづくりクラウドファンディング「ハロリノ」を知っている人は、そろそろなにか物足りないと思っていませんか?そう!「ハロリノ」といえば参加型ワークショップ!
平野邸に対する思いや考え、この地域には「あれ」に詳しい「あの人」がいるといった知恵、泊まりに来るなら「こんな」だったらぜひ遊びに来たい…などなど。
ひとりひとりが、この平野邸について、ジブンだったらこうしたい、ああしたいとアイディアを出します。春、夏、秋、冬の4グループに分かれて、ディスカッション。
1. この平野邸で体験できる『日本の暮らし』
2. 葉山の『まち』で体験できる『日本の暮らし』
3. 葉山暮らしの案内人
以上、3つのお題について考えました。
各グループでの作業中も、当日みなさんに持ち寄りいただいたおにぎりや、こどもたちが削ってくれたかき氷を食べながら、そして冷えたビールを飲みながら、熱い議論は繰り広げられました。
【春グループ】
- 漁師さんを巻き込んで釣りや魚のさばき方を教えてもらう
- 春の草花遊びやつくしを食べる
- 花見できる場所を探す
- 食べれる山の草花を教えてくれるおじちゃん
- 夏野菜などの種まき
- 夏に来た人たちがそれを食べる
- 大豆を育ててお味噌を作る
- ひな人形とかもできるだけ置く
- こいのぼりを作る
- 季節の遊びを楽しむ
- 葉山の歴史について調べている人に教えてもらう
- 梅酒、梅干し、梅ジュース
- 夏みかんマーマレード、夏みかんサイダー
- 食万歳
【夏グループ】
1. この平野邸で体験できる『日本の暮らし』
- 今までのリゾートイメージではないリゾート地
- 自然に帰った遊び
- 庭にブランコづくり
- かくれんぼ、水遊び、虫探し、草木染
- アロハ作り、夏の簡単な服づくり&持って帰る
- 線香、蚊取り線香づくり
- 夏みかん
- 葉山の食材を使った料理
- 外国人に向けても日本らしいおもてなし
- 地元の方がお泊り会
- 町内会で宴会(若者が来やすい仕掛けづくり)
- 若者と地域の先輩が交わる
- +地域外の人も
- 月1回に地域の中の人と外の人がごちゃ混ぜに集まれる場
- オーセンティックなbarにする
2. 葉山の『まち』で体験できる『日本の暮らし』
- 自然の海、山、川で遊ぶ
- ヨット遊び
- 海のスポーツ
- セミの抜け殻探し
- グランピング(海:食事、山:泊り)
- 穏やかな葉山の花火大会を見に行く
- 早起きして、散歩して、モーニング
- ブレドールの隣のかき氷
- 葉山の食材
3. 葉山暮らしの案内人
- 御用邸関係者を見つけて、ディープな葉山を教えてもらう
- ブラタモリ的な葉山案内人
- 町役場、地主、町内会長×こどもたち 昔ながらの遊びを教えてもらう
- ハーブ王子とミチクサ部長
- ブルワリー 酒×夏の景色
- 保育園の先生
- 山の会コミュニティーが活発
- 地域の人をどれだけ巻き込んでいけるか
【秋グループ】
1. この平野邸で体験できる『日本の暮らし』
- 食欲、読書、身体を動かす
- 暑さも和らぐ
- 畑を作ってサツマイモで焼き芋
- さんまを七輪で焼く
- お米を収穫
- 藁でワークショップ
- 自然が多い
- どんぐり、松ぼっくり
- ハイキング
- 夏みかんマーマレード
- 銀杏
- 読書会で絵本や紙芝居
- 干し柿を作って食べる
- 地元のおいしいものを提供・食べに行く
- お月見
2. 葉山の『まち』で体験できる『日本の暮らし』
- 森戸海岸に春と秋でダイヤモンド富士を見に行く
- 食べられる木の実を探す
- 親子連れでもできるハイキング
- 都内は自然とつながれているようでつながれていない
- 県外やちょっと遠い方も来てハイキング
- マップを渡す
3. 葉山暮らしの案内人
- 葉山まちづくり協会
- 里山愛好会
- 二子山協議会
- 山や草花に詳しい方
【冬グループ】
1. この平野邸で体験できる『日本の暮らし』
- ものづくり
- 竹馬、餅つき、味噌づくり、マーマレード、夏みかんサイダー
- 竹細工、飛行機づくり
- ハーブティー
- 縁側で日向ぼっこ
- ボーっとする
- 暖炉で薪ストーブ
- 焼き芋
- 冬にBBQ、鍋、すき焼き
2. 葉山の『まち』で体験できる『日本の暮らし』
- 田んぼでスケート
- 坂でスキー
- 富士山を眺める
- 除夜の鐘
- 森戸海岸の夕日(初夕日)
- 大漁旗
- 冬の朝(森戸海岸、光徳寺、真名瀬、国際村、漁港)
3. 葉山暮らしの案内人
- 山のガイド
- まちづくり協会
- デザイン集団
- 小道
- しめ縄づくり
- 貝で動物園
- 日光写真
- 葉山町の人間国宝を
各グループから出たアイディアや提案は、今後の「葉山の平屋 平野邸」での多様な関わり方や、地域づくりに反映していきます!
夏の平屋古民家で、スイカ割りはじめました!
みなさんは、こどもの頃にやったスイカ割りを覚えていますか?
目隠しをして、みんなの声を頼りに、見えないスイカをイメージして、思いっきりたたく。
僕自身も大人になるにつれて、なかなかやる機会のなくなってしまったスイカ割り。
本日の最後は、みなさんお待ちかねの… スイカ割り!!!
しかも、なんとスイカを割るのは木の棒やバットではなく、『本物の木刀』です!笑
こどもたちが、目隠しをして、順番にスイカ割に挑戦。
大人たちは、縁側や部屋から、あたたかくこども達を見守る。
まさに一家総出のスイカ割り大会のような風景でした!
事前に流水で冷され、木刀で切れ味鋭く割れたスイカは、甘くおいしいだけでなく、みんなの溢れる笑顔や、あたたかで穏やかな時間も、一緒に運んできてくれました。
「むかしめがね」で活かしたい!昔の写真ありますか?
「日本の暮らしをたのしむ葉山の平屋プロジェクト」では、この日のワークショップにも来ていただいた、株式会社ロボット(ROBOT COMMUNICATIONS INC.)の『むかしめがね』プロダクトチームと一緒に、葉山の暮らしの今と昔についても、考えていきます。
みなさんの家に眠る思い出のつまった写真を募集しています!次回のイベントの時には、ぜひみなさん写真をお持ちください!お問い合わせは、お問い合わせフォーム からどうぞ。
どんな場にしていくか、みんなでつくります!
「日本の暮らしをたのしむ葉山の平屋プロジェクト」では、今後もイベントを継続的に行い、来年3月頃の開業を目指し動きだしました。
みなさんも、この平野邸プロジェクトを、一緒に盛り上げていきましょう!
まずはFacebookをフォローお願いします!
https://www.facebook.com/hiranotei.renovation.pj/
イベント終わりに、こどもたちと足だけ入ったプールは、今日のあつい一日を、ひんやりと癒してくれました。この記事を書いている今も、まだまだ残暑の日が続いております。
みなさんも頑張った一日の最後に、ちょっとの時間でも、プールに足を入れてみてはいかがでしょうか。