まちづくり参加型クラウドファンディング

投資することの最大のリターンとは?ハロー!RENOVATION投資家インタビュー
vol.04 佐久間大和さん

江口 慶祐

「中銀カプセルタワービル保存再生ファンド」に投資されている佐久間さんに、中銀カプセルタワービル(以下中銀)の魅力や、投資のきっかけについてうかがいました。

― こんにちは。本日はよろしくお願いします。

佐久間: よろしくお願いします。

― 早速ですが、今月末から中銀の一室(カプセル)を1カ月借りられるんですね。

佐久間: はい、いいなーと思っちゃいまして(笑)。

― 中銀での過ごし方はどう妄想されてますか?

佐久間: 周りに建築好きが多いので、カプセルに呼んで建築の話ができたらいいなと思っています。中銀の中をぶらぶらしながら、おもしろい人や近所の人と繋がりたいですね。中銀って長屋っぽくていいですよね。私が参加したカプセルの見学ツアーの最中に、他のカプセルのドアが開いたり閉まったりして、ゆるく繋がっている感じがいいです。

― 長屋。おもしろい捉え方ですね。中銀カプセルタワービル全体を長屋と考えたことはなかったです。閉ざされていても、開かれた場所のような感覚でみなさん住まれているんでしょうか。

佐久間:「一人になれるシェアハウス」というコンセプトのシェアハウスがあるんですが、自分の中ですごくマッチしたんですよ。

― 「一人になれるシェアハウス」って中銀のイメージにもあっていますね。

佐久間: 見たいときに見て、気になるときに話しかけて、ログアウトしたいときに部屋に戻る。SNSのような生き方がリアルに落ちているというか。

― 建築物でそれが表現されているのは美しいですよね。中銀も建った当初は未来の建築だったけど、いまやっと追いついてきている感じがします。

― 借りている期間は泊まる予定ですか?

佐久間: できれば泊まりたいですね。土日一度泊まってみてどうするか考えてみます。

― もともと建築や住まいがお好きということですが、建築を好きになるきっかけはなんだったのでしょうか?

佐久間: 大学生の頃、コミュニティ形成やコミュニティについて考えることが多く、メタボリズム(*)に大きな影響を受けました。

*黒川紀章など日本の若手建築家で結成されたグループ。新陳代謝を意味し、環境に適応し成長する設計理論や都市理論を指す。

― 中銀のどういうところにグッとくるのか教えてもらえますでしょうか。

佐久間: 「機能美」という言葉が好きなんです。CGやグラフィックデザインをやっている時期もありましたが、機能性を持った建築がでてきて、建築に戻ってきました。たとえば、オペラの会場は、音の響きを良くするためにこういうデザインになっているとか、機能とデザインで2度の美味しさを感じられる。中銀はカプセルが取って外されるためにこのデザインであり、なおかつ、それを継承していこうとする人たちも多くいる。建築はこうあるべきなんじゃないかと感じました。期待感が持てる建築だった。進化し続けられる建築はあまりない。以前、海外研修に行くことがあり、「経年優化」という言葉に感銘を受けました。まさに新陳代謝であり、未来に繋いでいける建築が中銀だと思っています。

― ハロリノを通して中銀に「投資をする」という側面はどう考えているのでしょうか。

佐久間: 以前、あるサービスを通して投資というものをしたことあるのですが、ボタンを押すだけの投資ってピンとこなかったんです。そう思っているとき、投資型クラウドファンディングであるハロリノを見つけ、利回りやリスクとしても中銀だったら大丈夫そうかなと思い投資しました。

― 中銀への思いだけでなく、投資としての視点もあったんですね。

佐久間: 建築好きなのと、もうひとつ収入が欲しいという考えからですね。でも副業というよりかは自分のもう一つの活動、もう一つの側面を増やすようなイメージです。その側面を仕事に活かしていけないか模索中です。

― 投資家向けイベントではお二人で来られていましたよね?

佐久間: はい、上司とです。部署のトップの方です。投資型クラウドファンディングを通して中銀に投資をしている話をしたら、見てみたいとなり、エンジョイワークスさんに相談し特別にイベントに参加させてもらいました。土曜日だったので完全プライベートで来てくれました。

― 上司の方の反応はどうでした?

佐久間: すごいよねって。この活動で得られているものを会社に還元して欲しいと言われました。あの中銀のイベントがきっかけで、レポートを提出して還元すれば、仕事としてイベント等に参加しやすい雰囲気になりました。部署の方々を巻き込んで、業務としてかっこいいヴィンテージマンション巡りをしたりしています。

― あれがきっかけで!?このような活動で得られる知識や経験は必ず活きてきますよね。人のネットワークもですし、そういう視点で会社に制度を作れたってことですか?

佐久間: そうです。ビックサイトの展示会とかも気兼ねなく経費精算できる形で行けるようになったんです。部長においてはごはんをご馳走してくれました(笑)。部長は遠い存在だったんですが、おもしろいことをやっているらしいな、お金ないんだろ、ご飯連れてってやるよって(笑)。そしていま、「二拠点居住はじめました」ポスターを作成中です。

― ファンドを開始して8カ月くらい経ちますが、運用成績はどのぐらい気になりますか?

佐久間: 気にしてないですね。おもしろそうだし、どっぷり浸かる価値がある。お金を払うところだと決めたので。それでいいなと思っています。

― 運用だけだとそれでは良くないかもしれないけど、投資のスタンスとしてはいいと思いますね。

佐久間: 上司からいきなり中銀の新聞の切り抜きがメールで送られてきたんですよ。中銀に住む変人だと会社の中で広まって、これまで関わりが薄かった人や情報が集まるようになってきたことを感じています。

― 自分で行動し、発信しているからこそ起きる現象ですね。我々はハロリノを通してまちづくりに関わる人を増やしたいんです。

佐久間: メトロのイベントもとても楽しかったですよ。こういう繋がりは会社勤めだけでは実現できないですね。僕たちの世代はリーマンショックもあったりで、一番信じられるものは自分の身についているものなんです。走りが早い、筋肉がある、図面をかける、企画ができるとか。投資でリターンだけを期待するのではなく、投資を通じて身につけられるものが大事だと思っています。

― 次回イベントでは、住んでみてどうだったのか共有してくださいね。

佐久間: もちろんです。そのためにGoPro7買いましたので(笑)

好きなものごとに投資する、携わる。ハロー! RENOVATIONでみなさんとの実現をサポートします。

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