まちづくり参加型クラウドファンディング

今、クラウドファンディングを始める理由。粟国「しまカフェ」プロジェクト

牧寛之 / ハロリノ編集部

こんにちは!ハロリノ編集部の牧です。今回は、クラウドファンディングの募集を間近にひかえた『粟国「しまカフェ」プロジェクト』(プロジェクト記事:https://hello-renovation.jp/topics/detail/6444)の上原 梓子さんに、インタビューの機会をいただきました。「なぜこのタイミングでクラウドファンディングをオープンするのか?」多くの方が気になるであろう、この質問。初めてのZoomを使ったインタビューということもあり、緊張気味にインタビュー、スタートです。

コロナだからクラウドファンディングをやらないということは、考えにくかった

─ 本日はよろしくお願いします。

上原さん:よろしくお願いします。

─ まず、『粟国「しまカフェ」プロジェクト』が始まった経緯とコンセプトを教えてください。

私は2018年の10月から、地域おこし協力隊として沖縄県粟国村に移住しました。移住前から漠然と古民家カフェのようなものを作れたらなと考えていましたが、当時は任期後も粟国に残るかわからず、また自分の料理を提供できるとも考えていませんでした。

粟国村の地域おこし協力隊では、地産地消も担当していて、月1回、地元の野菜を移動販売する「青空マーケット」というイベントをやっています。そのイベントを通して、無農薬で育った村の美味しい野菜を使えば、自分でもお客さんに提供できる様なメニューを作れるかもと思うようになって、島野菜カフェを作りたいと考えるようになりました。

協力隊の3年目に空き家活用の一環として、空き家再生を始められないかと考えていました。しかし、何をどう始めて良いか全くわからない。そこで去年の6月に、エンジョイワークス が開催する「空き家再生プロデューサー育成プログラム」を受講することにしました。

そのプログラムで、「みんなで一緒にまちづくりを!」という軸と、「共創」の理念に触れることができました。単に島野菜を提供するお店を作るだけということではなく、島のみんなが参加できる仕組みであったり、島のみんなと観光客が交流できる場所が作れたらと、自分の中で考えが変化していきました。

そして、もっとコンセプチュアルでありながら、広義の意味を持つ「しまカフェ」という名称を使うようになり、それがコンセプトの基本になっています。

─ このタイミングで購入型クラウドファンディングを始める理由を教えてください。

上原さん:島の人々の現在の生活はコロナ以前とあまり変わらず、できることを粛々とやっていると感じられます。往来を自粛したり、島から外に出られないという制限があり、観光や宿泊業では影響が確かにありますが、商店、飲食店、役場や農家さんは普段と変わらない様子。人々は変わらずに生活しています。

もしかしたら、「食」という人間が生きていく上で大切な基本の部分を自分たちで作りだせる人は、前提として生きる力が強いのではと思ったりもします。

私自身も、「まず自分が食べるものを畑で育ててみる」ということをしてきたので、個人的には得がたい基礎体力になっていると思います。

粟国島は空き家率が 50%、高齢化率が37%といわれており、伝統行事の継承も困難になりつつあります。

粟国島は他の離島に比べると知名度が低いので、観光や移住の選択肢にも入らないことが多いんです。今回のクラウドファンディングを通して、粟国島のことをもっと知ってもらいたいと思っています。

コロナが終息した後に、粟国島に遊びに来てください

クラウドファンディングでは、様々な体験型のリターンを用意してあります。

最近も空き家でD I Yの作業をしていたら、通りかかったおばぁに「カフェはいつ開くの?」と聞かれたり、「クラウドファンディングはまだ始まらないの?」と声をかけてくれて、楽しみにしてくれる人がたくさんいます。なので、コロナだからクラウドファンディングを延期しようということは、私としては考えにくかったというのが理由です。

― たくましいお言葉、大変勇気付けられる方も多いと思います。ありがとうございます。

今回のインタビューでは、常に前向きでバイタリティーいっぱいにお話しされる上原さんの人柄が、とても印象的でした。プロジェクトやクラウドファンディングの枠を超えて、「コロナだから難しい」「コロナだからしょうがない」と出来ない理由ばかり探していた自分に言われている気がしました。

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