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倉庫の解体で先人たちの想いに触れる。「藺製品倉庫をひらく」プロジェクト

島野千恵 / ハロリノ編集部

富山県氷見で始まっている「藺製品倉庫をひらく」プロジェクト。このプロジェクト初めてのイベントを5月31日「オンミナデー」として開催しました。

「オンミナデー」とは、古い倉庫を活用するために作った「on the Minatogawa一般社団法人」(略称オンミナ)が活動する日のことです。

毎月最後の日曜午後に開催していきます。

当日は16名が集まって、先月できなかった中庭整備と今月の倉庫DIY2回分の作業をしました。その様子を当日参加されたプロジェクトメンバーの塩崎香奈子さんがレポートにまとめてくれました。

いよいよプロジェクトが湊川から進み出しています!

プロジェクト始動レポート 5月31日

昭和13年、氷見大火の後、もともと40mあった川幅は歩行者空間を確保し、今の川幅となった湊川。

川沿いに建つこの倉庫にも舟が直接、入り込める造りになっていた。
当時の商人にとってこの水路は多くの資材を舟に乗せ、一気に運ぶ。生活に、なくてはならない「路(みち)」

役目を終えてから約80年。
封印された舟入り場。
本日、再び陽の目を浴びた。

約20名程の有志の方々と。

--解体初日--
まずは、バールを使い床を脱がす。
壊すではなく、丁寧に脱がす。
剥き出しになってゆく骨組。
杉板の裏にくっきり残る、当時の大工跡

封印されていた石段に光が差し、
深く、深く、深呼吸をしている姿に嬉しさが増す。
傷みの少ない杉板は、
プランターの敷板として再利用。

同時進行で、中庭の花壇造り。
景観に合わせ木枠を埋め込み境界線を作る。

立て掛けたトマト用の竹棒は

脱がした板底から現れたモノで、即再利用。

テーマは
「目で楽しむこと。
香りを楽しむこと。
食して楽しむこと。」。
パセリや紫蘇、バジル、エディブルフラワー等

成長に合わせた伸丈を計算し
手前から奥に向かうにかけて
少しずつ高さのでる植物を配置。

初日は3時間程の作業を行い終了。
「初めまして」な方々との共同作業
誰が、何を、する。
と決まりがない分

自主的に感じ、動く「あうん」の時間。
湊川沿いに流れる心地よい風に、疲れも流れ去る。

あるのは
「ここの路なる可能性に、心のオノマトペ
(ハラハラ、ドキドキ、ワクワク)」が
鳴り止まない人達の集まり!

進めながら、時代のニーズに合わせ軌道修正。
各々が見つめる路の先に
交わる人と人。モノとモノ。

帰り際、耳に届いた「オテナミハイケン」
倉庫を建てた大工達。
藺製品倉庫で働いていた先人達の声。
ここにも1人、また1人…
楽しみにしていてくれている人達がいた。
「ちゃんと、見ていて下さいね。」

そして、こちらをご覧いただいた皆様!
是非この路、一緒に歩いてみませんか?

<過去記事>
https://hello-renovation.jp/topics/detail/8579

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