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粟国島『しまカフェ』プロジェクトのルーツとなった「青空マーケット」をレポート

牧寛之 / ハロリノ編集部

こんにちは!ハロリノの牧です。
ハロー! RENOVATIONでクラウドファンディング募集中の粟国「しまカフェ」プロジェクトから月1回の「青空マーケット」の様子が届きました!

新型コロナの影響でなかなか開催できずにいた「青空マーケット」。様子を見ながらの条件ではありますが、無事開催できる日がきたそうです。南国のゆったりとした、温かい人と人の交流と嬉しい応援メッセージをお届けします。

いつしか島民のコミュニティとなった『青空マーケット』

沖縄県粟国島では、島内で採れた新鮮野菜や手づくりの加工品を移動販売するイベント『青空マーケット』を毎月第4日曜日に開催しています(現在は新型コロナ感染拡大防止のため、様子を見ながらの開催となっています)。離島では生鮮食品は値段が高く、肉や魚はほとんど冷凍されたものが販売されています。そういった事情もあってか、多くの家庭で自分たちが食べる分の野菜を育て、余ったものはおすそ分けしあっています。

しまカフェ発起人の上原梓子です。わたしが地域おこし協力隊として粟国島に赴任したころ、島内で育てられている野菜を地産地消したいという意向のもと、『青空マーケット』が開催されるようになりました。農家さんはJAなどに出荷できない形の悪い農産物に困っていましたし、各あたいぐゎ~(家庭菜園)ではみんなが同じような季節野菜を育てているので、消費しきれずに腐らせてしまうという話もありました。

一方で移住したばかりのわたしは、なかなか新鮮野菜のおすそ分けをいただく機会もなく、島で育った新鮮な農作物を安価で購入できる『青空マーケット』の野菜は、本当にありがたいものでした。いつもみなさんにも喜ばれています。回を重ねるうちに、野菜や苗ばかりでなく、お惣菜や手づくりの雑貨など、さまざまな『粟国島産品』のものが出品され、ガーデンテーブルとテントを持ち歩くようになっていきます。その頃からは、毎回どこからともなくおばぁたちが集まってきて、ゆんたく(おしゃべり)を楽しんでくれるようになりました。

単に、農産物を安価で売買する場所ではなく、地域のコミュニティとして『青空マーケット』は徐々に育っていきました。今では、地域おこし協力隊が毎回異なった趣向を凝らし、子どもたちが喜ぶプチワークショップの開催をしたり、フリーマーケットを開催したりもしています。

今年の6月開催時には、わたしも『しまカフェ』で販売する予定の自家製バタフライピーゼリーの試作品を出品し、好評のうちに完売。中には「ホテルで出てきそうなスイーツが島で食べられるなんてうれしい!」という声もいただき、俄然カフェの準備に力が入ります!

一緒に「しまカフェ」をつくる仲間にインタビュー

わたしが地域おこし協力隊として移住した2017年11月よりずっと『青空マーケット』を運営している女性連合会会長の呉屋貴美江さんにインタビューをしてきました。


――『しまカフェ』発起人上原との出会いを教えてください。

「初めて見かけたのは、役場に入っていくすごい後ろ姿の素敵な……あっはっは!(笑)誰かなぁと思ったら梓子さんだった(笑)。それから青空マーケットを一緒にやるようになって、チラシをつくったり、いろんな企画をしてもらって。青空マーケットも、本当にこうして長く続けられたというのもすごいことだと思います。会えてよかったわ、ふっふっふっ(笑)」

――『しまカフェ』に期待していることを教えてください。

「まず、島のみなさんがカフェというのを満喫できること。家庭でできない飲み物や食べ物があったり、那覇に行かないと味わえない雰囲気を島でも楽しめるのが、すごい魅力だなと思います。みんなが来てくれるといいですね」

――『しまカフェ』への応援メッセージをお願いします!

「ほんとに粟国島にないお店ができるっていうことで、しかも年齢に関係なく利用できる。女性の方には特にここに集まってゆんたく会をしたり、お母さんたちの集まりなんかもできたらいいですよね。ほんとに頑張って、末永く続けてもらいたいなぁって思っています。みなさんに愛されるお店をぜひつくってください」

さらに女性連合会・生産者として毎回お世話になっている小橋川弘美さんにもインタビューしてきました。

左側が小橋川弘美さん

――『しまカフェ』発起人上原との出会いを教えてください。

「わたしが教育委員会で働いていて、公民館の二階に上原梓子が面接に来ました。それからですね」
――そんな時から見てたの!?

「見てますよ~、しっかり(笑)。それから徐々に徐々に声かけて、いろいろアイデアをもらって。で、永遠に」
――永遠に!(笑)

「外部の人が入ってくると、いろいろな広がりができるから、今回の『しまカフェ』はわたし大賛成」

――ちなみに弘美さんは、『しまカフェ』プロジェクトのクラウドファンディングのリターンにもある「らっぎょうざ」を作られています。その簡単な経緯を教えてください。

「島らっきょうはわたしが畑に植えていたんだけど、旦那が「ぎょうざにしてみたら?」というので、「なるほど!」と夕飯につくってFacebookにアップしたら、以前わたしが働いていた居酒屋の大将がそれを見て「これ売れますよ!」って。わたしもちょっと図に乗っちゃって。大将がぎょうざを浦添の 琉珉珉さんに持ち込んで、それが始まりです」

――(那覇で開催されている)離島フェアでも人気商品に育ってきていますけど、これからの展望などはあるんですか?

「とりあえず地元だけで頑張って売ろうかなと思っています。那覇に持ち出したら、粟国の特産品にはならないのかなって。「らっぎょうざ」を知った人が粟国島に来て、買って食べてくれたらいいなぁと」

――では、『しまカフェ』に期待していることを教えてください。

「まずはスタートしてほしいなぁっていうのが、いちばん。まぁ、頑張ればできるよ」

――事務的なこともクラウドファンディングも現場作業も、基本的な部分は自分ひとりでやっているので、どうしても片方進めると片方が滞ってしまったりするんだけど、これから一気に畳みかけていこうと思っています。では、『しまカフェ』への激励のメッセージをお願いします!

「わたしにできることがあれば、協力します! 力仕事は任せて! 手伝います!」

みんなで一緒につくる、みんなのしまカフェ

『しまカフェ』プロジェクトには、本当に多くの地域の方々が関わってくれています。昨日も商店に買い物に行ったら、「毎日コーヒー飲みに行くよ」と声をかけてくれた男性がいました。また現在、外壁の鎧張りがあと少しで完成間近というところまで進行していますが、壁貼りの作業はひとりでは決してできないので、毎回誰かに手伝ってもらっています。作業のたびに足りない工具が出てくるけど、ホームセンターもないので、そのたびに作業が中断! ですが、毎回誰かがその道具を貸してくれて、ことなきを得ています。最近では、庭づくりを手伝ってくれる方も現れ、見違えるほど庭が綺麗になっています。島の人の優しさと協力に支えられているからこそ、このプロジェクトは進んでいます。

少し前まで、終わりの見えない作業に心身ともに疲労していましたが、久米島の協力隊が鎧張りを手伝いに来てくれて、なんとか全体像のイメージができるようになってきました。早くカフェを完成させて、みなさんに喜んでいただける場を提供していけたら……その想いで、沖縄の灼熱の陽射しを浴びながら頑張っています!

いかがでしたでしょうか。
早速、粟国に行ってみたくなったあなた!!ぜひ粟国に行かれた際は「しまカフェ」を訪ねてみてください。きっと素敵な出会いや体験が待っています。

ハロー!RENOVATIONで行っている粟国「しまカフェ」プロジェクトのクラウドファンディングでは、商品のリターンもありますが、目玉はなんと言っても体験型リターン。ぜひ上原さんや地元の方と粟国島を満喫してください!

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