東北初の、まちづくり応援型不動産ファンド「まちワク。ファンド」がはじまりました
宮城県仙台市の建設会社、中城建設が、空き家不動産と福祉の課題に取り組む、まちづくり応援型不動産ファンド事業「まちワク。ファンド」を始めました。1号ファンドとなるのは、「福祉施設、障がい者の自立支援型住宅の整備事業」。障がいのある方が地域の中で家庭的な雰囲気のもと、共同生活を行う場(グループホーム)として利用できる施設を立ち上げます。空き家問題の解決と社会課題への取り組み、地域活性と複合的な解決策の実践です。
ハロー! RENOVATION(以下、ハロリノ)も本事業を応援しています。空き家不動産と、社会解決と、社会への投資はそれぞれ単体では解決しませんし、建設業、不動産業、金融業、行政と、様々なステークホルダーの協業が必要となります。課題と解決の観点で見てみましょう。
価値は関わり投じることで変えられる
空き家はそもそも価値が分かりづらいですね。価値がない、不透明と、残念ながら負の資産とされることが多いです。同時に利用してほしいと願う人々も多い。築年数の古い物件は住宅ローンも組みづらい。遊休不動産には、資金調達の課題が常にあるわけです。保存したくとも、活き返らせたくとも、課題は山積み。既存の仕組みだけでは行き詰まってしまう。ソフト、ハードの両方を同時に捉え、価値を変える力が必要になります。
ハロリノでは、投資型クラウドファンドという「出資」での関わりを推奨しています。出資で関わることで、長期的な関わりを意識することができるためです。その場がどう盛り上がっていくか。場づくりは一昼夜ではできません。こうした同じ課題意識から生まれたのが、中城建設の「まちワク。ファンド」。まさに応援なんですよね。寄付に近い感覚もありますが、関わりの度合いが高まるのです。
出資を機に、同じ思いを持った、まちをつくりあげていくチームができます。課題に前向きに取り組める人々とのネットワークは、解決能力を拡張させます。
まちの「あったらいいな」を「いいね」に変える
「まちワク。ファンド」もハロリノ同様、多くの人から小口の出資を受け、その資金で不動産を取得し、その不動産取引から生ずる利益を出資者に分配する仕組みです。「まちの『あったらいいな』を『いいね』に変える」をスローガンに、まちの課題(空き家問題、ヘルスケア施設の不足など)を解決するような、投資する人もまちを応援できるのだと。
まち全体で課題を解決し、ワクワクするまちづくりをしていく事業となるようにと、「まちワク。ファンド」と命名されたそうです。空き家と福祉の課題に取り組む「まちワク。ファンド」。社会課題の解決策として価値を生み出していくものになるでしょう。
共感、共助、共同、協働は、同時に起きる
金融機関だけでも、建築不動産業だけでも、行政だけでも、解決し得ない空き家問題に挑みます。私たちも「まちワク。ファンド」の盛り上がりをサポートしますし、今後、東北エリアの先例として盛り上がっていくであろう「まちワク。ファンド」に、ハロリノも助けられることになるでしょう。これからもみんなで一緒にです。
空き家と福祉の課題に取り組む「まちワク。ファンド」に注目です。
まちワク。ファンド https://machiwaku.jp/
まちワク。ファンド「ヘルスケアファンド1号」 https://machiwaku.jp/fund001/
ハロー! RENOVATIONを運営するエンジョイワークスは、「小規模不動産特定共同事業者」の登録を日本で初めて行い、電子取引業務「ハロー! RENOVATION」にて、複数のプロジェクトで資金調達を達成しています。また、国土交通省「2019年度PPP/PFI協定パートナー」に選定され、公的不動産の利活用等のコンサルティングも行っています。
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