いよいよ第2期がスタート! 福田和則研究室レポート(7)
こんにちは! 次世代まちづくりスクール「福田和則 研究室」TA(ティーチングアシスタント)の矢吹です。「福田和則 研究室」の第2期がスタートしました!
今回は4月24日に行われた初回ゼミの模様をレポートします。
さまざまなバックグラウンドを持ったゼミ生たち
第2期のゼミ生は全部で9人。今回は初顔合わせということで自己紹介からスタートしました。
今回のゼミ生はご自身ですでに不動産事業や地域での活動を行っている方ばかり。知識も経験も豊富な皆さんとこれから半年ご一緒させていただけるのがとても楽しみです。
エンジョイワークス のプロジェクト紹介
続いて、これからゼミ生が関わっていく可能性もあるエンジョイワークスのプロジェクトについて紹介がありました。
(1)日本橋横山町・馬喰町エリア参画推進プログラム
UR都市機構の委託を受けて、地元の街づくり会社である、横山町馬喰町街づくり株式会社と推進する日本橋横山町、馬喰町でのエリアリノベーション事業。
アイデアのある事業者がチャレンジする上で、ハードルになるポイントを“アクセラレーター型公募”という新たな事業者発掘、選定のプロセスを導入し、面白い事業づくりを後押しするのだとか。
選考の中では福田教授をはじめとする不動産やまちづくりのプロがメンターとなり現場での実証実験をしながら最終的な事業を固めていくそうで、実績が事業者でもアイデアで勝負できるのが大きな魅力だと感じました。
(2)目黒ビルプロジェクト
まちづくりスクールの教授でもある内山博文さんとエンジョイワークスの共同プロジェクト。小さな古ビルをただのコワーキングスペースとは異なる”まちとつながる”仕事場として生まれ変わらせるプロジェクトです。
そして、ここの地下1階はなんと我らがまちづくりスクールのリアルキャンパスとして活用されるそうです。そして1階には素敵な立ち飲み屋さんも。実は2年前まで目黒に勤務し、このビルの前を毎日何度も足早に通り過ぎていた私としては、当時こんな場所があったら、職場の同僚とだけでなく地元の人たちとつながることもできたのではと、少し悔しい思い。まちづくりスクールのリアル講座で訪れる日が楽しみです。
(3)「多摩川とともに普通に暮らす」第1期ゼミ 速水さんのプロジェクト
第1期に引き続き第2期もゼミに参加している、速水葉子さん。
速水さんは築60年のご実家を活用し、重度障害者の住まい+賃貸として計画中です。障害をお持ちの娘さんが慣れ親しんだ地域に住み続けられること、地域のコミュニティスペースとして機能することをめざしています。(速水さんの第1期のプロジェクト発表はこちら)
そしてエンジョイワークスも速水さんのプロジェクトを後押しすべく、実際のお宅を拝見にうかがってリノベーションプランの検討を進めているとのことで、まさに福田ゼミ発のプロジェクトが実現に向けて動き出しています。
福田ゼミでは第2期も、速水さんのプロジェクトの課題にゼミ生の皆で向き合い、ディスカッションしながら実現に向けてサポートしていきます。
そのほかにも、近日予定されている不動産業向けの「まちづくりスクール 特別講座」や、物件見学兼遠足(!)のご案内など、これから半年の活動に想いを馳せ、ワクワクが止まらなくなった1回目の第2期福田ゼミ。
次回からはゼミ生の活動についても発表していきます。お楽しみに!
▼日本橋横山町・日本橋馬喰町エリア活性化事業推進プログラム公式ウェブサイト
https://hello-renovation.jp/nihonbashi
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