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巻き込まれ方は自由! 富山・立山で多様な暮らしに出会う場をつくろう

ハロリノ編集部

こんにちは、エンジョイワークスの渡部です。
富山県立山町で昨年から進めてきた「公民館ホテルプロジェクト」改め「こえつちプロジェクト」、いよいよキックオフということで現地とオンラインイベントを同日開催しました。イベントの様子と合わせて今回のプロジェクトについての全容をお届けします。

<前回のSTORIES記事はこちら>
https://hello-renovation.jp/topics/detail/9387

テーマである57%立山とは? こえつちプロジェクトとは?

神々しさすら感じる立山の田園風景
「旧土肥邸」の外周のあぜ道

テレワークやワーケーション、多拠点居住などの普及により、働き方、暮らし方、生き方が多様化し、さまざまな地域に関わりながら暮らすことができるようになりました。自分の生活拠点がどこなのか、地域への関わり方はどれくらいなのか、0%か100%だけでは語れないおもしろい時代になってきています。

富山県立山町で始まる「こえつちプロジェクト」では、立山との関わり度合いを示す「立山%」を考えていくことで、立山のまちでの多様な暮らし方を、みなさんと一緒に探していきます。

たとえば1週間の内4日間が立山なら57%立山、僕は関東に住んでいて年に2カ月程度なら関われるから20%立山かな?
定義や度合いはそれぞれで良いのです。さまざまな人々がそれぞれのグラデーションで立山に関わっていく、そんな多様性のある関係人口の在り方とそのための仕掛けを模索していきます。

プロジェクトの舞台となるのは「旧土肥邸」。かつて公民館のように地域の方々が集まって交流の拠点となっていた大きな空き家。この場所を拠点にして地域内外の方がつながり、豊かな交流ができる多拠点居住の入り口をつくっていきます。

プロジェクト名「こえつち」の由来は「旧土肥邸」から。土肥をひっくり返すと「肥えた土」。

立山には多くの魅力ある人々や豊かな暮らしの営みが肥えた土のように豊富に存在しています。この「肥えた土」をおこしていくことで、人と人がつながり、暮らしと暮らしがつながり、新たな果実を実らせていく。そんな想いをこめて「こえつち」と呼んでいます。

旧土肥邸の中を見学してみよう

旧土肥邸の玄関口、ここからイベントスタートです
立派な梁!天井も高いです
オーナーの土肥恒さん、120%立山ですね
ソファが置けるほど広くとられた縁側
手彫りの欄間が美しい客間
天井裏の大空間。ここで養蚕などをされていたそうです

旧土肥邸は明治に建てられた築150年ほどの屋敷。
昔は、民家でありながら役所の戸籍事務を扱う民間主導の戸張役場だったとのことでした。
オーナーの土肥さんは長男であり、20歳まではこちらに住んでいました。
周りは茶畑が広がっており、お茶と養蚕もしていたそうです。
聞けば土肥さんの家系は戦国時代にこの一帯を領していた越中土肥氏の直系にあたり、当時土肥氏の居城であった弓庄城跡が史跡として残されています。さらに遡って鎌倉時代、現在の神奈川県湯河原町を本拠とした相模土肥氏の子孫が越中(富山県)に移ってきたことが今の土肥家に繋がっているそうです。これはまだまだいろいろなお話が聞けそうです。

建物側からこの門をくぐると
素晴らしき田園風景、この先に名峰剱岳が位置しています
写真右側の巨木はソメイヨシノだそうです

建物の周りには杉の木を始め、山椒やら桜やら、あらゆる木々が植えられています。
こういった周りの木々を屋敷林といって、強風などから建物を守る役割をしているそうです。また田んぼの中に屋敷林に囲まれた集落が点在しているのを散居村といいます。

なんていう豆知識を現地の方から教えてもらいながら、この建物のこんなところがいい、これは残したい!という部分を写真に収めていただき、後に発表するというワークショップを行いました。

思い思いに撮影した写真を発表!みなさん個性ぞろい!

立ち詠みに移動し、撮影した写真を発表
民泊施設にリノベーションされたこの建物も土肥家の分家だそうです
フリーアナウンサーの青木栄美子さん、20%立山
静岡から富山に移住してきた金子奈央さん、40%立山
立山駅前でゲストハウスを計画中の吉田圭佑さん、45%立山
立山生まれ立山育ちの大江利男さん、88%立山
今回一番熱い思いを見せてくれた佐藤将貴さん、なんと“3,000%立山”!

まず、このイベントに参加したみなさんが非常に個性あるおもしろい人たちでした。
元テレビ局のアナウンサー、立山駅でゲストハウスをやろうとしている方、ほぼYouTuber的に活躍している移住ママ、自ら切り開いた山道をマウンテンバイクで走るツーリズムを楽しむ方、立山生まれ立山育ちの不動産屋さん。
さらには千葉から駆け付けた大学の先生、神奈川からキャンピングカーで来た富山出身者など、それぞれの関わり度合いのなかで集まっていたのが印象的でした。

エンジョイワークスとして日本全国さまざまなプロジェクトをサポートしてきて感じることは、プロジェクトを行う上で最も大切な要素はやっぱり「人」ですね。
どれだけ多様な人がいるか、ここが最後は成功のキモになる気がします。

縁側から生配信!? ゲストが次々入れ替わるトークセッション

YouTubeによる生配信で夜の部スタート!
千葉の大学でプロダクトデザイン研究の教授をされている赤澤智津子さん、80%立山
プロジェクトリーダーの一人でもある西川さん、30%立山
富山出身の渡部玲子さん、神奈川との2拠点居住を目指す50%立山

夜のオンラインイベントは、今回のプロジェクトの中心となる前田薬品工業の前田大介さんと、エンジョイワークスの福田を中心としたトークッション。次々にやってくるゲストの話を聞き、さまざまなバックボーンを持った人たちが集まっていることを改めて感じました。

オンラインイベントのアーカイブ動画はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=1N510KSQBrg

あなたは何%立山ですか?

いかがでしたか?
最後に、土肥オーナーのお話を改めて振り返って、こんなことを感じました。
前のお話にあった通り、土肥家のご先祖さまも神奈川から富山に移ってきた、いわゆる移住組なんですね。
神奈川のエンジョイワークスと富山の前田薬品工業が中心となって、多拠点居住をテーマにしたプロジェクトを進めていく。その舞台が旧土肥邸であることに、何か縁があるのかもと思うのは僕だけでしょうか?

多拠点居住、地域との交流拠点をテーマにしている本プロジェクトですが、ここからどんな価値を生んでいくかはまだまだこれからです。
大切なことはどんな価値を生んだのかということだけではなく、価値が生まれていくプロセスをみんなで創っていくということです。
この価値が生まれていくプロセスを共有していきませんか?
巻き込まれ方は自由です。1%でもあれば、あなたももうこのプロジェクトの参加メンバーです。
あなたは何%立山ですか?

57%、立山。こえつちプロジェクトFacebookページ
https://www.facebook.com/57.tateyama.koetsuchi.project/

 

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