ハロー! RENOVATION

立山ローカルのみなさんと語った、立山にほしいまちの機能とは?

ハロリノ編集部

こんにちは! ハロリノプロデューサーの牧です。富山県立山町で “関係人口案内所づくり”を進めている「57%、立山。こえつちプロジェクト」。旧土肥邸という大きな古民家をリノベーションし、立山の地元の方から多拠点居住の方、観光や仕事で立ち寄った方まで、立山との関わり度合い(立山%)でさまざまな方が集える場をめざしています。

今回は11月12日、13日に実施したイベントを2回にわたってレポートします! まずは12日に行ったディスカッションイベントから。旧土肥邸の周辺に住む方や周辺で働く方に集まっていただき、これからの立山町に必要な機能についてブレストしました。ぜひ最後までお読みください。

過去の記事はこちらから
空き家を活用!「公民館ホテル」ではじまる、富山県立山町の地域コミュニティ
https://hello-renovation.jp/topics/detail/9387
巻き込まれ方は自由! 富山・立山で多様な暮らしに出会う場をつくろう
https://hello-renovation.jp/topics/detail/11789

関係人口案内所をつくるにはどんな機能が必要か?

そもそも立山にどんな魅力があって、どんな場所や機能が足りないのか、立山に住む・働くみなさんはどう考えているのでしょう。一番聞きたい内容ですが、コロナ禍のためなかなか現地でのイベントが行えていませんでした。

そこで、満を持して企画したのが「立山ローカルと考える! 旧土肥邸利活用プラン公開ミーティング」。旧土肥邸の近くにお住まいの方やお近くで働いていらっしゃる方に集まっていただき、「このまちに必要な機能」についてざっくばらんにお話しました。

会場は旧土肥邸のお隣にある宿泊施設「立ち詠み」

 

旧土肥邸がある立山町の日中上野というエリアの公民館長さんや区長さんなど重鎮の方々や物件オーナーである土肥さんとそのご家族、近くの複合施設ヘルジアンウッドで働く方など20名に参加いただきました。

立山のまちの魅力は何か?

まだまだ知らない地域の魅力を我々が知ることも、地域に必要な機能を考える上では重要です。そこで初めに「立山のまちの魅力」についてうかがいました。

話を聞けばきくほど魅力だらけの立山町。地元を知り尽くし、愛があふれるみなさんから多くの魅力が出てきました。

徐々に立ち上がる人が増え、白熱する会場
それぞれが考えるまちの魅力を付箋に書いてマップに貼っていきました

なかでも盛り上がったのは、中華の大三元さん、和洋菓子の榎屋さん、立山営農さんのイチゴ。食は世代や地域を超えて、一緒に楽しめる共通のコンテンツなのだと感じました。まちの魅力を伝え合う時間は、地域のみなさんにとっても地元への愛を確認する機会にもなりました。

立山町にほしい機能は?

地域の魅力を確認したあとは、「立山町にほしい機能」について聞きました。地域の魅力は言い換えると今あるまちの機能です。今ある機能を確認した上で、これからほしいまちの機能について話し合いました。

これもまた、たくさんの意見をいただきました。その中でも切実なニーズが出てきました。それは「移動手段」です。最寄りの五百石駅から旧土肥邸までは車で10分。バスは1時間に1本以下で、徒歩では約45分もかかります。地域の移動手段が地域課題なのです。

ディスカッションの中から多くのヒントも出てきました。「馬車」「立山の大観峰からのジップライン」といったユニークなアイデアや、「トゥクトゥク」など実際に導入できたら楽しくて便利そうなアイデアもありました。旧土肥邸がトゥクトゥクステーションになって駅との間をつなぐ機能を持たせるなど、相乗りで楽しく移動できるアイデアです。

ほかにも、子育て世代の土肥さんご家族からは「自然に親しめる遊べる場」や「昔の遊び方を学ぶ山村留学」「キャンプ場」など自然を活用した場が欲しいというニーズもいただきました。この立山だからこその自然コンテンツなどを提供するのも良さそうです。

あっという間にマップは付箋だらけになりました

自然を活用した遊びに関して、地域に昔から住んでいるみなさんのアイデアが興味深かったです。たとえば、川で「もずくガニ」をとって遊ぶ、「桑のお茶」を飲むなど。インターネットではたどりつかないアイデアに、「そんなのがあるの?知らなかった!」「昔ながらの遊びを教えてほしい!」と地域の若い世代の方々。地域の昔遊びが継承される場がほとんどないことに気づかされました。

旧土肥邸にほしい機能は?

以上の議論をふまえ、最後に「旧土肥邸に欲しい機能」についてアイデアを出し合いました。ローカルなアーティストの個展やワークショップなどの発信拠点としての活用や地域のシェフが料理を教えたり仕込みをするシェアキッチンなどの事業的な視点、かまどやピザ釜、ツリーハウスが欲しいなどの設備的なもの、そして地域のお年寄りから昔ながらの遊びを学ぶなどのソフト面でのアイデアなどさまざまです。

旧土肥邸に必要な機能は、このイベント自体?

あっという間の2時間のイベントでした。このディスカッションの中から、旧土肥邸に必要な機能が見えてきました。それは「地域の魅力を学ぶ場」です。

インターネットでは知り得ない、立山の地域のコンテンツを受け継ぐ場。ここでしか学べない、体験できない立山の魅力は、地域のお年寄りから学ぶ昔遊びや地域で働くシェフの方から料理や地元の食材を学ぶワークショップなど、立山ならではの魅力やコンテンツがまだまだあります。そこをつなぐ場になれば、それは関係人口案内所としてぴったりの場になるのでは!と感じました。

これまで多世代交流をする機会や場が少なかったからこそ、昔の遊びや地域ならではの知識はとても魅力的なコンテンツになります。今回のイベントがその第一歩。多世代交流が生み出す魅力に多くの立山のおもしろい人が集い、そこに立山との関係人口が集まってきて新たな交流が生まれる。この新たな交流でどう地域と関わるかの「%」を互いにおもしろがっていくのが、こえつちプロジェクトなのです。

イベント後はささやかな懇親会を行いました。地元で自給自足生活を目指し、無農薬野菜を育て、手づくりの暮らしを実践しておられるSAHOさんのおいしい料理を堪能し、会話も弾みます。

地域の方から学び、一緒に楽しみ、一緒につくる。こえつちプロジェクトはまだまだこれからです。ぜひ興味のある方はFacebookもご覧ください!

当日のイベントの様子はこちら(動画)
https://youtu.be/t2aD8Ssmu8Y

57%、立山。こえつちプロジェクトFacebookページ
https://www.facebook.com/57.tateyama.koetsuchi.project/

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