ハロー! RENOVATION

空き家活用の不動産投資ファンドを「鎌倉雪ノ下シェアハウス」事例に学ぶ

ハロリノ編集部

0円! RENOVATION第1弾として募集した不動産投資ファンド「鎌倉雪ノ下シェアハウスファンド」が満額達成して4カ月。5月上旬、ついにオープンハウスの日を迎えました。ハロリノが一般的なファンドと大きく異なる点は、投資家や関心のある人たちが物件再生の過程に関われることにあります。参加型で場が再生されていく様子を4回のイベントレポートで振り返る、ハロリノの空き家活用最新事例です。

0円! RENOVATION #1 鎌倉雪ノ下【投資型】ファンドについて
https://hello-renovation.jp/renovations/12050

 

不動産投資ファンドがイベントをする理由

私たちハロー! RENOVATION(ハロリノ)は、想いのある投資によって全国の空き家や遊休不動産のリノベーションを推進する、参加型プラットフォームを運営しています。双方の関わりが「投資」のみという一般的な不動産投資ファンドと異なり、場の再生過程に関わる機会を多く用意しています。それは、空き家問題という課題の解決に向けてみんなでアイデアを出し合うことが、豊かな地域づくりにつながると考えるからです。

まずは今回のプロジェクトについて簡単にご紹介します。

“ていねいな暮らし”を楽しむ女子のためのシェアハウス

プロジェクト立ち上げのきっかけは、物件所有者からの相談でした。「せっかく好立地にある素晴らしい物件なので、よい取り組みに使ってもらいたい」と、長年空き家だったという神奈川県鎌倉市雪ノ下の一軒家を案内いただきました。JR鎌倉駅東口から観光客がひしめく小町通りを抜け、鶴岡八幡宮横の小道から168段の階段を上り切ったところです。

鎌倉駅まで徒歩約15分という好アクセスながら、まさに隠れ家と呼べるような、緑に囲まれた住まい。古いながらもどこかモダンな雰囲気を漂わせる美しい設えで、どの部屋からも窓の向こうには緑が広がり、庭からは鎌倉のまちと海が見渡せる、まさに鎌倉暮らしを体現できる場所でした。

そこで、みんなの投資で改修資金を調達し、この住まいに新しい価値を付加して収入源とする不動産投資ファンド「鎌倉雪ノ下シェアハウスファンド」を組成しました。

 

気軽に、楽しく見つける、自分らしい鎌倉暮らし

リノベーションしてつくるのは「ていねいな暮らしを楽しむ女子のためのシェアハウス」。料理やものづくり、家庭菜園、ガーデニングを楽しむことのできる場を整え、四季を愛でながら日常を丁寧に楽しむ女性に向けて計画しました。

というのも、コロナ禍で鎌倉をはじめとする湘南エリアは移住人気が高まっていますが、賃貸住宅は画一的なものが多いのが実情(※1)。そこでまずは鎌倉らしい生活を気軽に体験し、どういった暮らし方が自分に合うかを楽しみながら感じてもらえる場所をつくろうと考えたのです。

イベントレポートで振り返る、シェアハウスができるまで

それでは空き家をコンセプト型シェアハウスとして再生するまでを4回のイベントで振り返りましょう。ハロリノはイベントを行うたび参加者にアンケート記入をお願いしており、今回も場の再生過程に関わることのおもしろさや課題点など貴重な声をたくさんお寄せいただきました。あわせて紹介します。

 

(1)自己紹介から! オンラインでの「シェアハウスをつくろう会議!」

キックオフイベントは10月16日、オンライン形式による「シェアハウスをつくろう会議!」を開催しました。まずはプロジェクト概要についてスライドを交えながら紹介。鎌倉や葉山でシェアハウス暮らしを楽しむ二人の女性に暮らしぶりをうかがい、続いて参加者も自己紹介をしながら、”自身が考える丁寧な暮らし”について発表しました。

丁寧に暮らすことのヒントを知って、心が豊かになる日常の奥深さにみんな興味津々。アイデア出しのワークショップへと続きます。鎌倉でシェアハウスを探している人から近隣在住の人、空き家問題に課題を持つ全国の人、不動産オーナーや不動産業界で働く人まで、さまざまな視点で出されるユニークな意見に初回から盛り上がりました。

参加者アンケート(抜粋)

・シェアハウスのロケーションやポテンシャルが素晴らしくてすごく楽しみです!
・初めての参加で志を同じくする方が多くいることがわかったことが最も収穫でした。
・鎌倉エリアでのシェアハウス事業に関心があったため参加しました。
・PRを考えるワークショップの体験で、物件を身近に感じることができて楽しかった。
・プロジェクトの概要や背景、コンセプトを知ることができより興味が湧いた。
・実際にシェアハウスに住まわれている方のリアルなお話をきけた。

 

(2)現地開催「鎌倉雪ノ下のシェアハウスづくり、庭づくり、のその前に」

第1回イベントで出されたアイデアを取り入れながら、さっそくリノベーション開始! といきたいところですが、空き家再生といえば、そう、庭の雑草問題。手入れの止まった庭も生き返らせなければなりません。前回のイベントで「現地を見たい」という意見を多くいただいたので、みなさんの手をお借りすることに! さっそく11月7日、草刈りイベントを行いました。

今回生まれ変わる住宅に到着すると、鎌倉のまちと海を見渡せる眺望に参加者から歓声が上がるほど。この眺めを四季折々の表情で楽しめるのも絶景の宝庫、鎌倉らしい暮らし方といえそうです。

のびのびと育った雑草を前に、挨拶も早々に雑草との格闘が始まりました。雑草の生命力たるや!と感じたのは最初だけ。みんなで息を合わせて手を動かしていくと、予想以上のスピードで土が見えてきました。アンケートの内容からも、その連携ぶりが伝わってきます。参加されたみなさん、本当にお疲れさまでした!

作業後はお楽しみのお弁当タイム。そしてリノベーション前の室内見学では「この先も残したいお気に入りのポイント」をみんなで発表し合いました。

参加者アンケート(抜粋)

・人海戦術のすごさを思い知りました! チームで向き合えば短時間でもあれだけの成果が出る。コロナ禍の在宅勤務で忘れかけていたものに触れ、気持ちのいい達成感がありました。
・草刈りと甘くみていましたが、予想以上にやりがいがありました。達成感があり、物件への愛着が湧いていいですね。
・初めて会う人同士で協力しての作業がおもしろかったです。家づくりもこういった共同作業でつくりあえば、もっと意味のある、もっと価値のあるものになるのだろうと思いました。
・第一歩からプロジェクトに関われるのは楽しいし、うれしい!
・実際に建物を訪れることで、景色や雰囲気を体感することができ、既存の建物を活かす良さを実感しました。実際に改装前の空き家に入るのは初めてだったのでドキドキしました。参加者や社員との交流を通してまちづくりの可能性や空き家問題の解決策をさまざまな角度から見ることができて大変おもしろかったです。大学では味わうことのない達成感や交流、体験ができたので大変満足です!

大切に残したいという声の多かった、丁寧な設えの数々

 

(3)現地開催「“庭のあるシェアハウスの暮らし”を語ろう」

1月8日に開催した第3回は、「広い庭でなにをして過ごすといい?」をテーマにしたお話会です。リノベーション後の姿を想像しながら、みんなで活用アイデアを膨らませました。町内の方にも参加いただき、この地域ならではの暮らしにまつわる貴重なお話もうかがいました。

参加者アンケート(抜粋)

・自分がどんな家でどんなふうに暮らしたいのか、地域との距離感はどのくらいが心地良いと感じるのか、以前よりもイメージできるようになってきました。
・みなさんの価値観に触れることができておもしろかった。家までの階段はトレーニングになりそうですが、それ以上に暮らす価値がたくさん広がりワクワクしました。
・実際に住むことをイメージしながらお庭の使い方を考えることができて楽しかった。ピザ釜にハーブガーデン、ハンモック設置、ミニマルシェなど実現できたらいいですね。
・草刈りから関わっているプロジェクトが実際に形をとって立ち上がりつつあることが実感できて嬉しかった。人の数だけ多様なアイデアが出てくるのも楽しかった。

みんなの「こんなことをして過ごしたい!」のアイデア

 

(4)現地開催「オープン目前! DIYでお庭に家庭菜園スペースづくり」

4月に完成を控えた3月27日には、4回目のイベントとして、きれいになった庭で家庭菜園スペースづくりを行いました。「家庭菜園をしたい」「参加者でDIYを楽しみたい」といった声から企画した今回。改修仕上げ中の室内も見学できるとあって、キャンセル待ちが出る回となりました。

投資家や入居検討者など10名で花壇をつくり、サンチュやワイルドストロベリーなどを植えて完成です。見に来られた町内会の方を囲んで地域の暮らしぶりをうかがうひとときも。地域に見守られながらシェアハウスが完成に近づいていることを参加者みんなで感じることができました。

参加者アンケート(抜粋)

・実際の物件が見られ、ほかのメンバーや近所の方とお会いできてよかった。家庭菜園をつくることがメインとなり、横の交流が少なく感じたことは少し残念。ご近所の方たちから鶯ヶ谷(現在の雪ノ下2丁目)の歴史や暮らしなどをもっと聞きたかったです。
・投資対象の物件について五感で確認できました。プロジェクトに関わっている人の顔が見え、共感と思い出が積めてよかった。
・菜園DIY着手前と後で、参加者のみなさんとの距離感がみるみる縮まり、菜園が無事に完成したことと、みなさんとの一体感(プチコミュニティー)が感じられて大変満足でした。

 

このプロジェクトの魅力は「鎌倉らしい暮らしを求める人のニーズに応える物件」をつくることです。ハロリノでは社会課題といわれて久しい遊休不動産をその地域に求められるかたちで再生するため、さまざまな切り口でプロジェクトを各地で展開しています。

地域のニーズをコンセプトに落とし込んだ事業をハロリノが主体となってつくり、思いある投資家、コンセプトに興味を持つ利用希望者、そして物件所有者や地域住民がともに事業をブラッシュアップしていく。このタッグがうまくいくと、空き家所有者の悩みが解消されて地域コミュニティが豊かになり、投資家には金銭的リターン(=資産運用による成果)が見込め、利用者は理想の空間を借りられるようになるという、空き家活用における「三方良し」を実現することができます。

持続可能で豊かなまちづくりを実現するためには、多くのかかわりが欠かせません。地域課題を解決しながらリターンを得ることができる不動産投資の新しいかたちに、ひとりの投資家としてぜひご参加ください。

 

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0円! RENOVATIONについて

投資型クラウドファンディングを活用して資金調達することで、空き家所有者の費用負担0円で物件をリノベーションして一定期間運用し、バリューアップした状態の物件を所有者にお返しする、空き家対策の仕組みです。

借り手がつかないからリフォームやリノベーションをしたいけど、築年数が古くて融資が得られず、空き家はいつまでたっても空き家のまま。そんな空き家所有者や地域の課題を解決することができる、新しい不動産投資の仕組みづくりにハロリノは挑戦しています。https://zero.hello-renovation.jp/

 

プレスリリース
その困った”負動産”、0円でリノベーション!「0円! RENOVATION」サービスを開設

メディア掲載
空き家活性化へ「0円リノベ」 エンジョイワークス(日本経済新聞 / 2021年6月2日)
家主と地主2022年3月号 (P90~P91)「0円でリノベーション! 新しい建物再生手法」

 

※1の出典
鎌倉市 鎌倉の人口と世帯数
転入転出に伴う人口の増減で見ても、2020年は前年の1.8倍と大きく伸びている。
LIFULL HOME’S 神奈川県鎌倉市の賃貸需要や家賃相場、空室率の情報
鎌倉市の賃貸物件を探すユーザーの間取りニーズは単身者向け賃貸物件が高い。

 


 

※出資⾦から、年額最⼤3.3%(税込)の管理報酬、ファンドによりアップフロントフィー(初年度定額)、その他銀⾏⼿数料等をご負担頂きます。

※事業の状況により、利益の分配が行われない可能性及び返還される出資金が元本を割る可能性があります。リスクの内容や性質はファンドごとに異なります。詳しくはハロー!RENOVATIONの「ファンド情報」から内容をご確認頂き、当該ファンドの匿名組合契約書、契約前交付書面、契約時交付書面等をよくお読みください。
株式会社エンジョイワークス
不動産特定共同事業者[神奈川県知事 第9号]
※不動産特定共同事業のファンドにおいて、株式会社エンジョイワークスは、当事者として不動産特定共同事業法第2条第3項第2号の匿名組合型契約を出資者と締結します。

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