成田市郊外の築25年の空き家をセルフリノベーション&耐震補強でマッサージ治療院へ!

プロジェクトの概要を教えてください。

東京都内の大手銀行にて勤務していたが60歳の定年退職をきっかけに昔に取得していた指圧師の資格を活かして、自宅兼マッサージ治療院を開院することにしました。
元々セカンドライフとして定年後は田舎暮らしを検討したためマッサージ治療院で働きながら近くの畑を借り、空いた時間では農業を楽しんでいます。
農業ではサツマイモ、ジャガイモ、ねぎ、サトイモ、きゅうり、トマト、キャベツ、アスパラ、大根、ニンジン、ブルーベリー、イチゴ、ルバーブなど、たくさんの種類の野菜や果物を育てて楽しんでいます。
収穫した野菜や果物をマッサージ治療院のお客様にプレゼントすることで、お客様にも大変喜ばれています。

プロジェクトが始まったきっかけは何でしたか?

60歳の定年退職です。
収入を得ながら自分の趣味である旅行や農業を楽しみたかったため、東京都内の自宅から農業のできる地域に移住することに憧れていました。
また成田空港まで非常に近いエリアであることから年に1回は海外旅行を楽しみながら、仕事と趣味の両立をできる生活を実現するために定年退職の1年半ぐらい前から準備を始めていました。
また農業については東京で知り合った有機農法の農家さんに教わりながら、10年近く農業の指導を受けて定年退職になる前から移住への準備を進めていました。
元々私だけの趣味でしたが、今では時折子供達や孫も農業のお手伝いに来てくれるようになりました。

プロジェクトを始めるにあたって、どのような工夫をされましたか?

元々キャンプが好きで田舎暮らしに憧れていたこともあり、約23畳の広々としたリビングには大きな薪ストーブを設置しました。また約1ヶ月かけながら、セルフビルドにて煙突やストーブを設置しました。
冬場は大変冷え込む成田市ですが、大きな薪ストーブで室内はいつでもポカポカ。
大きな炎が揺らめくリビングはお客様にも大変好評です。

プロジェクトを始めるにあたって、大変だったこと・失敗談を教えてください。

すべてを業者に頼むと改修費用が高くなり過ぎてしまうため、自分でできる部分は昔大工をやっていた経験を活かして、セルフリノベーションを行いました。
この煙突は壁に穴を空けるところから、煙突を通して屋根に固定するところまで業者には一切お願いせずに私と息子の二人で行いました。
当時は休みの度に1時間近くかけて物件の工事をしに行くのは大変でしたが、この物件に住みだしてから8年建っても今のところ故障や雨漏りもまったくなく順調です。

起こった困難・問題をどのように乗り越えましたか?

やはり自分が楽しみながら行うことが一番でした。
セルフリノベーションについてもお金の問題もないと言えば嘘になりますが、自分でやった方が楽しいし愛着が湧くだろうという気持ちが先行したことが大きかったです。
また退職後にすべての準備を始めるのではなく、仕事があるうちから情報収集や移住、セルフリノベーション、地域住民との交流などの入念な準備を早い段階からできたことが大きな成功要因の一つだと思っています。

どのような方法で物件を入手しましたか?

地元の不動産会社を通じて、購入をしました。
元々1年近くかけて探す方針で考えていたため、早い段階から休日の度に各地域の不動産会社で物件の内見を行っていました。
今回の物件は成田に住んでいる知人に不動産広告を譲ってもらい、地元にしか出ないような情報をうまく見つけることができました。

物件を手にいれるために、工夫したことがあれば教えてください。

様々な地域に住んでいる方々に郵便ポストに入ってくるチラシをもらっていたことや、知り合いを通じて地元の不動産会社を紹介してもらい、地元にしか出てこないような情報を積極的に集めることに注力しました。
子供達の協力を仰いでインターネットでも情報獲得を行っていたことで、最適な物件の条件を絞り込むことができました。

物件入手のために、苦労したことがあれば教えてください。

自分の好みに合った家を見つけることが大変でした。
元々子供が5人いることもあり、子供や孫が全員集まれる広いリビングに憧れていたことや、仕事を行うにあたり事業採算が取れる地域であることも必要だったため、その条件に合う物件を探すのが大変でした。

起きた問題をどのように解決したのでしょうか?

とにかく色々な地元不動産会社を回ることで、数多くの物件を見ました。
元々1年近くかけて見つけようと考えていたため、早い時期から動いたことで条件にぴったりの物件を見つけることができました。

プロジェクトがスタートしたことで、地域に変化はありましたか?

治療院が小学校の通学路の前だったこともあり通学に邪魔になっていた草むらを草刈りし、そこに季節のお花を植えました。
それが地元住民との距離がより一層縮まる要因となり、畑を貸してくれる方と知り合うことができ、元々憧れていた農業を自宅兼職場のすぐ近くで始めることができました。
またその畑にはお年寄りが休憩できるよう、ベンチやあずまやを設置したことで地域住民との交流が生まれました。
60歳でも地域の中では若手だったこともあり、近所の方には可愛がって頂いています。笑

季節ごとに兜やお雛様を飾っているそうです。

セルフビルドの薪ストーブ用の薪小屋。

農業はこだわりの無農薬栽培。

取材時にはブルーべリーの花が咲いていました。

自宅でイチゴ狩りをお孫さんと一緒に楽しむそうです。

今ではワンちゃんの散歩まで頼まれる仲になっているそうです。

リビングの一角にはお孫さんからのプレゼントが。

最近では狩猟免許も取得されたとのこと!

Via LIFULL HOME’S空き家バンク・みんなの空き家!活用Collection

https://www.homes.co.jp/akiyabank/usecase/detail/6/

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