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漆喰塗りワークショップで、リノベのコツやインテリアの悩みを相談しよう!しかもプロに!それも沖縄の粟国島で!!

江口 慶祐 / ハロリノ編集部

沖縄県の離島、粟国島で現在進行中の、「しまカフェプロジェクト」。島を訪れた観光客と粟国島の人々が、交流できるカフェをみんなで一緒につくります。

「しまカフェプロジェクト」発起人の松下さんは、「空き家再生プロデューサー育成プログラム」の卒業生。以前開催された、鎌倉でのプログラムに1ヶ月間(!)泊まりこみで参加してくれました。粟国島に帰ってからも、「しまカフェ」をつくるべく、プログラムで学んだことを実践し、奮闘中。

当プロジェクトのキックオフイベントとして開催した「漆喰塗りワークショップ」の様子をご紹介します。

空き家再生プロデューサー育成プログラムの同期がヘリタクシーで登場!?

沖縄県那覇市・泊港からフェリーに乗って約2時間15分。来島するほとんどの人が、このフェリーに揺られ、きらめく海や慶良間諸島の島々や時々海上を飛び跳ねるトビウオを眺めながら、この長いとも短いとも感じる時間を過ごして粟国島に上陸します。が、今回行われた『しまカフェ』プロジェクト初のイベントは違いました…!

島外から参加することになった講師、「株式会社ノスタルジックカンパニー」代表池内さん、空き家再生とワークショップ開催について勉強したいと参加してくれた「多良間村地域おこし協力隊」の大戸さんは、なんとヘリタクシー(チャーターできるヘリコプターで、乗り合いも可能)で、初の粟国島上陸を果たしたのです。

池内さんは、松下さんも受講した「空き家再生プロデューサー育成プログラム」の同期。
プログラムで生まれた出会いをきっかけに、遠路はるばる石川県からの参加です。

ヘリタクシーからの景色

天候は晴れ。けれども、近づきつつある台風27号の影響で強風が吹き、海上はうねりをともなうシケで荒れ、この日「フェリー粟国」は欠航してしまいました。このためにではなかったのですが、ヘリをチャーターしておいて本当によかったですね…!

島の人も乗り合って池内さんが無事に来島できたため、ワークショップ開催を断念しないで済みました!(冬場は特に北風が強く、フェリーの欠航率は非常に高いのです。役場が開催するイベントなども、そのために講師が来られず中止になったり、延期になったりすることもたびたびあるのが粟国島の常なのです…)

マハナ展望台からの絶景

予定の時間を30分近く過ぎ、真新しい(けど飛行機が着陸しない)粟国空港にヘリコプターのプロペラの音が聞こえて、おふたりが到着。

すぐに宿にチェックインしてもらい、翌日のワークショップのための準備を行う予定でしたが、まずは島いちばんの絶景スポットであるマハナでも見てもらいましょうか?と、マハナ展望台まで。

沈みゆく美しい夕陽を眺めていたところ、やる気が消し飛んでしまったため(笑)、事前準備はワークショップの当日の朝に行うことになりました。「考えながらつくる」しまカフェのスタイルと沖縄らしい「てーげー(程々の良い加減に生きていこう)」が、こんなところで見事に融合してしまいました。

イベントで使用する漆喰の準備中

粟国島で育ったローゼルとバタフライピーをいただきながら漆喰塗りスタート

翌日8時。「よく眠れました」という池内さん、大野さんと、しまカフェへ。まずは石膏ボードにファイバーテープを貼り、マスキングテープで養生し、漆喰を練ります。スタート時間前にほぼ準備が整ったので、松下さんは印刷物の準備と買い物へ。

「何かあれば電話がかかってくるだろうし、どこにいても5分で戻れるから」と空き家に戻った時には、すでに開催時間を過ぎていましたが、滞りなくイベントがスタートし、訪れた参加者がパテ塗りを始めてくれていて、なんかいいなぁ。

しまカフェのメニューになる「ローゼルソーダ」と「バタフライピーのお茶」

いったんパテ塗りが終わり乾くのを待つ間、主催者であるしまカフェ発起人・松下さんが育てているローゼルをジャムにしてソーダで割った「ローゼルソーダ」と「バタフライピーのお茶」を試飲しながら、漆喰塗りの手順について池内さんから説明してもらいました。試したこの二品は『しまカフェ』のメニューになる予定です。

今後、この青いバタフライピーを用いたデザートの開発もしたいと思っています。南国らしいビビッドな色合いが映えるだけでなく、美容と健康に良い成分を含み、粟国島の豊かな土壌と太陽の恵みのもと無農薬で大切に育てています。

漆喰塗りスタート!

いよいよ漆喰塗りです!各々自分の壁と真剣に対峙。おもしろいもので塗り壁には、その人の性格が丸見えしますね。池内さんが用意してくれたコテセットに限りがあったこと、さほど大きな空き家ではないので、一度にたくさんの人が来たら対応できかねるかもと心配していたのですが、計ったように午前午後とバラけて参加者が訪れてくれた結果、あまり待ち時間を取らせることもなく、スムーズにワークショップが進行。

予定終了時間の16時ちょうどにすべての壁が塗り終わるという快挙をもって終了することができました。

みんなで黙々と作業

しまカフェプロジェクトを通じて、暮らしの選択肢を増やす

みんなが一か所で何か同じことに取組むという機会があまりないこともあり、参加のみなさんにとって、この日のワークショップはとても良い時間となりました。後日、参加者の方から、「みんなでいっしょに作業するって良いですね」と言っていただいたのですが、本当にみなさん楽しんで壁を塗ってくださり、今後もカフェの壁として残っていくということに、とても大きな意義を感じることができました。

壁一面、綺麗に塗り上げました!

『しまカフェ』プロジェクトを通じて、選択肢が増えるといいですよね。単純に選ぶことのできる飲食店が増えるということもそうですが、空き家活用や家の手入れの方法として、楽しみながらするDIYを選択肢のひとつとして選ぶことができるだけでも、可能性は大きく広がる気がしています。

参加者のお一人は村内でもっと大きな家への住み替えを希望しているようなのですが、限りあるすぐ住める空き家を探す以外に、古民家をDIYして直して住むという選択肢も視野に入りつつあるようです。もし、そのような動きが生じた際は、またみんなで、お手伝いできることがあるのではないか、と考えています。

次回は春。パーゴラを作りましょう!

次回のワークショップは、春頃に予定しているパーゴラづくりになります。それまでに、屋根や外壁、厨房、庭など、やらなければならないことが山積みです。これまで電動丸ノコやインパクトひとつ持ったこともなかったのですが、やってみたらわりとできている。そして、できることが増えることは喜びに繋がる、ということを実感しながら、『しまカフェ』プロジェクトと向き合っています。もし、この箱を使ってやってみたいことがあるという方、外壁を塗ってみたい、庭づくりを手伝いながら覚えたいというような方がいらしたら、ぜひご提案のうえご参加くださればと思っています!

Before
After
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