葉山の古民家再生プロジェクト”平野邸”は今、何合目か
こんにちは! ハロリノ プロデューサーの牧です。
神奈川県葉山町の古民家「平野邸Hayama」を拠点に、多世代交流拠点づくりを行っているプロジェクト「日本の暮らしをたのしむ、みんなの実家プロジェクト」のプロデュースを担当しています。
平野邸を担当するようになってから約3カ月が過ぎました。あっという間で、全力疾走した気持ちです。クラウドファンディングもコミュニティづくりもまだまだこれからというタイミングではありますが、一度自分なりにプロジェクト全体を振り返りたいと思います。この平野邸プロジェクトが今、何合目なのか整理してみます。
初めましてなのに、どこか懐かしい平屋の古民家
私が初めて平野邸に行ったのは、2019年11月5日。週末に迫った畑づくりイベントの下準備をしに保坂(響ちゃん)と車で行ったのをよく覚えています。
初めてなのにどこか懐かしい平屋の古民家。空き家だったこの場所に、今では多くの人が集まって、地域への想いを持った人がつながり、豊かなコミュニティになって、子供の学びの場の提供や地域貢献や地域活性化につながる取り組みが生まれていくとは、この頃想像もできなかったです。
プロジェクトのコンセプトは「日本の暮らしをたのしむ、みんなの実家」。
日本の昔ながらの、四季折々の暮らしの楽しみを享受できる、そしてまさに実家のようにあらゆる世代の方々が気軽に交流できる、そんな場づくりを一貫して行ってきました。
プロジェクトが始まった2019年から2020年に入るまで、「日本の暮らしをたのしむ」といった軸でイベントを地域の方々と行ってきました。夏は子もたちとみんなでスイカ割りをしたり、読書の秋には平野邸におく本の選書を行ったり、年末には障子張りをしたり。
私は当初プロデューサーではなく、イベントのサポートや写真・動画撮影班として参加していました。多くの方がこの平屋に集まってこのプロジェクトで始まる何かに期待しワクワクしていたのが、覗くカメラの画面からたくさん伝わってきました。
いよいよ開業!みんなの実家になるために「地域コミュニティ」と繋がる
みんなで平野邸をどんな場にしていくかアイディアを出し合い、議論を重ね、さらにD I Yや畑づくりなど、多くの方の様々なカタチの参加があって、平野邸Hayamaは2020年4月に無事開業しました。ここでめでたしめでたしではありません。平野邸が「みんなの実家」になるためには「地域コミュニティ」がとても大切です。多くの参加者と語り合った平野邸への思いを葉山という地域につなげ、これからもみんなでコミュニティの輪やコミュニティの幅を広げていきたいと思っています。
「平野邸を葉山の地域コミュニティの中心になる場所にしよう!」。そんな思いから、葉山の地域に住まわれている方、活動されている方、地域コミュニティの中心になっていらっしゃる方にインタビューやイベントにご協力いただきました。この場所とのコラボレーションの可能性が広がるこれらの取り組みは、まさに「みんなの実家」への第一歩といえそうです。
これらのインタビューやイベント、または平野邸を利用いただく中で皆さんと丁寧に平野邸の取り組みや葉山の地域について議論を交わしました。その中で見えてきたのは「多世代交流拠点」という可能性でした。
地域の方も投資家の方も、みんな育てる多世代交流拠点
地域の方々との様々な交流を通して、ここ数カ月で大きく変わってきたことがあります。それは地域の方々が主体になって、この平野邸で新たな取り組みをしたいという提案がでるようになったことです。
それは多岐に渡ります。私たちだけでは手が行き届かないお庭の手入れや畑での作物づくり、キッチンやラウンジに飾る花瓶への生け花、開放日にワンコインランチの開催、平野邸の池を使った葉山メダカの飼育の指導、子供の料理教室の開催、地域の企業と子供たちがつながる機会の提供などなど、まだお話ししきれないたくさんのアイディアが実になりはじめています。
このような提案が生まれて実になりはじめているのは非常に恵まれたことだと思っています。そして、このようにさまざまな提案をしてくれる地域のみなさんの存在が平野邸の価値を高めていると考えています。
「コミュニティ拠点」「多世代交流拠点」といった言葉は決して目新しくはないと思います。ただ、持続可能なコミュニティ拠点として活動していくためには、運営者がエネルギーを注ぐのは当たり前ですが、地域の方や利用者の方がこの施設に対してジブンゴトになって、初めて自走的で持続可能になっていくのだなと感じています。さらに加えると、運営者はそこにワクワク感や新鮮な刺激を生む努力をし続ける必要があるのだなとも感じています。どんな時も施設への期待感が消えなければ、コミュニティは常に新鮮で潤いを持って、自然と育っていくと思うからです。大切なのは如何にみんながジブンゴトになり続けられるか、自走して価値が生み出されていくかだと思っています。
平野邸をもっと価値のある場へ
平野邸プロジェクトの担当プロデューサーになって約3カ月。これまで、なりふり構わずみんなと全力で走っていたように思っていました。ただ、あるとき周りを見回すと走りはじめた頃よりもっと多くの頼れる仲間がたくさんいました。仲間と力を合わせてまた全力で走っていると、興味を持って多くの共感してくれる皆さんが集まってきて、プロジェクトを振り返るととても多くの方が支え合いながら補いながらお互いを刺激し合いながら、一緒に走っています。
じゃあ何合目なのか、やっとこれからがスタートで、0合目です。ただ、登る山は明確に見つかった気がしています。
これからも周りの仲間や共感いただいている皆さんと平野邸をもっと価値のある場にしていくべく、プロジェクトを盛り上げていくつもりですので、一緒にご協力いただけますと幸いです。
長くなりましたが、振り返りは終わります。
投資もまだ6合目です。前だけみて、これからまた頑張っていきますので、引き続き「日本の暮らしをたのしむ、みんなの実家プロジェクト」をよろしくお願いいたします!!
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\地域を盛り上げる取り組みに、ぜひ出資してください!/
「葉山の古民家宿づくりファンド」では投資型クラウドファンディングを実施しています。
築80年の古民家が生まれ変わったのは、宿泊と地域コミュニティの機能を併せ持った、昔懐かしい”おばあちゃんち”のような平屋。この平屋を地域の皆さん、そしてこの取り組みに共感していただける皆さんとみんなでクラウドファンディングへの出資を通して、一緒に運営をしていきたいと考えています。この平野邸だけでなく全国の空き家再生のロールモデルとなるような可能性をこのプロジェクトは秘めていると考えています。是非、出資を通じて一緒にこの場をつくっていきませんか?
詳細はこちら:https://hello-renovation.jp/renovations/6814
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