名古屋愛あふれる6人が集結! 呼続で始まる‟コミュニティ発酵“プロジェクト
名古屋市南区の呼続(よびつぎ)エリアで、新たなプロジェクトがスタートしました! その名も「レトロ事務所を活用したコミュニティ発酵プロジェクト」。レトロかわいい洋風建築を地域の人が集まる場に活用するため、名古屋愛あふれるコミュニティメンバー6人が集結。まずは6月18日、どういったお店やサービスがあったらいいかを参加者み んなで考えるオンラインのブレスト会議を開催しました。その模様をお伝えします!
1. 空洞化が進む名古屋の呼続エリアを盛り上げたい
地域活性化の具体的なアクションに関心を持って参加してくれた人たちに向けて、まずは今回のプロジェクトの舞台である呼続エリアのおさらいからイベントはスタート! 呼続は名古屋市内のベッドタウンとして知られています。利便性が高く人口も多いエリアですが、近くに大型ショッピングモールができたことから名鉄呼続駅前の空洞化が進んでいることが近年の課題です。
呼続の近くで生まれ育ったというコミュニティメンバーの西岡さんは、「近くに大型ショッピングモールができてまちが変わってきた」といいます。昔は大人と子どもが出会う場所や、おもしろい人たちが集う個人商店があったけれど、今はそういったコミュニティの場が減ってしまったそうです。「地域を見守り続けたこの建物を活用しておもしろいことができれば、大型ショッピングモールでは物足りないと感じている人たちが来てくれるのでは」と期待を込めます。
一方、今回リーシングを担当するエイトデザインの上坪さんは、「呼続でこの物件単体での不動産的なリーシングは難しいが、コミュニティづくりのプロジェクトだからこそうまくいくのでは。地域の人が喜んで くれる業態やプレイヤーを集めることが肝になる」と話してくれました。
「地元の人たちが日常的に集い、使ってもらえる場所」というヒントをいただいたところで、実際にどういったお店がレトロ事務所に入ったら良いかを考えるため、さっそくこの6名と参加者みんなでブレスト会議をしました。
このプロジェクトをサポートしてくれるコミュニティメンバー(一番上の写真左上から)
・上坪 文哉 さん(エイトデザイン取締役)
・西岡 奈保子 さん(コミュニティデザイン・こどものめ代表)
・江田 慎太郎 さん(名古屋市立大学大学院)
・加藤 大貴 さん(山大醸造 / 山大デジタル代表)
・西田 陽一 さん(ニシダデザイン代表)
・山本 雄大 さん(サンプルクリエイション代表)
2. 公開ブレスト会議で生まれた、たくさんのアイデア
チームに分かれてそれぞれアイデアを出し合ったところ、とてもたくさんのアイデアが出ました。各チームで出たアイデアをシェアすると、最後にはレトロ事務所という枠を超えて、この場所をみんなが使える公園にしたい!という話で大盛り上がり! そんなブレスト会議で出たアイデアの一部を紹介します。
3. 参加者アンケート
終わった後に回答いただいたアンケートからも、みんながディスカッションを楽しんでくださったことが分かります。ここではその一部を紹介します。
参加者アンケート(抜粋)
・この場所には行ったことはありませんが、ディスカッションを通して、様々な可能性を感じることができました。
・時間があっという間でした!
・将来何か面白い場所で面白い活動をしたいなと思っているので、住む人・経営・まち全体など色んな観点から考えるトレーニングの機会になりました。分室によって、自分が思い浮かばなかった他グループの意見を沢山聞けたのも大きな収穫でした。
4. 次回はミニマルシェで実証実験。アイデアを活かします!
さまざまなアイデアが出たブレスト会議でしたが、出てきたキーワードは大きく分けると以下の4つ。
・地元の人が日常使いできる
・ゆっくり滞在できる
・子どもたちも楽しめる
・体験型コンテンツ
これらのキーワードをもとに、次回は実証実験としてミニマルシェイベントをレトロ事務所建物の前で開催します! 出てきたアイデアを実現することで、実際に地域の方に喜んでもらえるのか? どんな方が来てくださるのか? レトロ事務所を活用したコミュニティ発酵プロジェクトに引き続きご注目ください!
「レトロ事務所を活用したコミュニティ発酵プロジェクト」とは
味噌醸造の事務所として利用されていた歴史ある洋風建築を活用し、地域住民が日常的に集える交流の場へと再生。店舗・事務所の賃貸事業として運営しつつ、年月を重ねながらコミュニティを味わい深く発酵させていくような地域に開かれた場をつくります。
最新情報はSNSをチェック!
https://www.instagram.com/yobitsugi_project/
https://hello-renovation.jp/news/detail/15028/283