オアダイ、カレーとの出会い。

こんにちは、こんばんは。

飲食担当オアダイです!

UNKNOWN KYOTOでは、
ランチでスパイスカレーを提供予定しています。
(UNKNOWN KYOTOについては
こちらをお読みください
https://hello-renovation.jp/topics/detail/3895

そう、ここUNKNOWN KYOTOでは、
わたくしオアダイが作るのです!

―なぜ、スパイスカレーなのか?―

遡ること10年。(オアダイ21歳の頃でした)
長髪で今より20キロ近く痩せてました…。

ご覧のとおり、ぼくは長髪の“いかにも”なミュージシャンとして、
ありがたいことにレーベルに所属して活動する日々を送っていました。
貴重な収入源として、三ヶ月に一度の印税も雀の涙ほど…。

贅沢にごはんも食べれない日々。
そんな中で、僕を支えてくれていたのは、そう。

ぺヤングでした。

いやいや、
それはそれで事実でしたが、
食を贅沢に選べるほどの財力がなかったということ。

そんな中でも何故だか、ぼくはカレーは“嫌い”だったんです。
タダでも食べる気にすら、なりませんでした。
(選ぶほどの贅沢もできないくせに。)

え!?嫌いだった?!

そうなんです。
別に特別な理由なんてないんだけど、あえて選ぶ理由もなかったというか、
カレーを食べて「美味しい!」と思うことが無かったのです。

―カレーとの出会い―

当時は友人と三人、東京は中野区にて、
築60年程の4DK一戸建てにて、シェア暮らしをしていました。

中野の家。今は取り壊されて駐車場に…。

そこに住んでいたのは、
一人は役者、もう一人はデザイナー、そしてぼく(ミュージシャン)
といった組みあわせ。

三人とも所謂“業界人”とのつながりがメインだったことから、
頻繁に界隈の人が家に出入りし、常に賑やかなシェア暮らしでした。

そんな中で、住人である役者のC氏が
来客の度に振舞っていたオリジナルのインドカレー。
これが、ぼくとカレーとの“出会い”でした。

―C氏とカレー―

C氏は役者。
長い撮影やなんかが終わると、修行?の旅に出てました。
行先はそう、

「インド」でした!

C氏は現地でスパイスの魅力に取りつかれて以来、
帰国のたびに新作のカレーを食べさせてもらっていた記憶があります。

そんな現地の香りが漂うカレーに、
ぼくの“カレー嫌い”は大逆転!
すっかり取りつかれてしまったというワケなのです。

ですが、
そんなインド式のカレーにハマるキッカケは“味だけ”では無かったようです。

―音楽とインド―

元々インドのカルチャーには深い関心もありました。
特に音楽に精通している人ならご存知かもしれませんが
インドといえば、ビートルズのジョージハリスン、ジョンレノン、
渡印したのは68年のこと。
ローリングストーンズのブライアンジョーンズなども。

彼らはインドのカルチャーを体験し、強い影響を受けました。
瞑想からはじまり、楽器のシタール、タブラにも触れる。

https://youtu.be/RxI6IkH9Mvo

特に強い影響を受けたのがジョージ。

それらをロックミュージックに取り入れ、当時の音楽に画期的な影響を及ぼします。
どこか宗教的で、ドラッギーではないサイケデリックなアプローチとでも言いましょうか。

昨今では様々なポップミュージックにも取り入れられるほど、
(日本だとユザーン氏が代表ですね。)

https://youtu.be/MUaNz9M8fs8

小さな太鼓のようなものがタブラ。叩いてるのがユザーン氏。

今では現代音楽や、ヒップホップなどにも使われるほど。
インドの伝統音楽は全世界の音楽フリークに愛されている、民族楽器のひとつです。

そんな音楽的なルーツもあり、ぼくのなかでインドという存在がとても大きく
偉大なものでした。

今になって感じるのは音楽とカレーはとても相性がいいなぁということです。
事実、元バンドマンがやってるカレー屋は何軒もありますよね!

かつてのぼくは書物やネットでしか知ることの出来なかったインドカルチャーの生々しさをC氏が鮮度抜群で輸入してくれたおかげで、今のUNKNOWNの出会いにも繋がったのです。

―カレーとオアダイ―

“嫌い”だったはずのカレーがシンプルに“知らなかった”だけなんだと気付くのです。
そこで腑に落ちたのが、
インドやカレーの背景やなんかを知らずして、「カレーうんめぇ!」なんて言えなかった、ある種のプライドの高さが影響していたんじゃないかと…。
みんなが口をそろえて「うんめぇ!」って言うもんだから、
ひねくれもののぼくは“口が裂けても言わんぞ”みたいなソレもあったのかと…。

今では、
“猪突猛進にカレー道をひた走る男”になったというワケナノデス。照

つづく。

文:オアダイ
編集:保坂

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