沖縄の伝統と歴史に触れる「琉球舞踊から考える本当の沖縄とは Vol.1」
沖縄県の八重瀬町で進んでいる「上江門家リノベーションプロジェクト」。
築400年を超える琉球古民家をリノベーションし、「本当の沖縄」を体感することができる宿泊施設にリノベーションするプロジェクトです。
12月7日にプロジェクトの舞台となる上江門家にてキックオフイベント「琉球舞踊から考える本当の沖縄とは Vol.1」が開催されました。「本当の沖縄」を様々な切り口で体験するイベントの第一弾として、今回は琉球舞踊を体験。
当日は、この時期の沖縄では珍しく平均気温を5℃ほど下回る気温になり、雨も風も強く体感温度は13℃くらいではなかったのではないでしょうか。
みんなで琉球舞踊を体験
当日は日本中が寒波の影響を受けて寒かったのですが、沖縄なら暖かいだろう、と目論んでいた方には「何だ、変わらないじゃないか」と思うくらいの生憎の天気でした。
しかし、悪天候にもかかわらず約15人の方々に集まっていただき、上江門家の家主であり、琉球舞踊の先生でもある上門加代子さんより琉球舞踊についての今昔のお話しをしていただきました。舞の実技をご披露いただいた後には、全員で輪を作り琉球舞踊を踊りました。
人生で2回目の琉球舞踊でしたが、琉球舞踊の踊りの特徴が手首の返し方にあるとは知りませんでした。とても貴重な体験をさせていただき、沖縄の伝統や歴史に触れる素晴らしい時間になりました。
沖縄独自の風習をみんなでブレストミーティング
上門加代子さんから差し入れていただいた、ヒラヤーチーやサーターアンダギーをほおばりながら、参加者でブレストミーティングを開催。いろいろな沖縄の風習や県民性に関しての意見がありました。
みなさんの意見を聴くと、沖縄ってやはり日本以外の文化を柔軟に取り入れて、今の姿があるのだ、と感じます。小さな島なので、踊りを始めとして言葉や風習文化に至るまで歴史の過程で様々な文化を吸収して培われてきているんだ、と痛感しました。
ちなみに、沖縄でいろいろなものを混ぜ合わせることを「チャンプルー」と呼びます。よく 知られているのが「ゴーヤチャンプルー」ですね。ゴーヤーに他のものを混ぜ合わせて作る 野菜炒め(イリチ―=炒め物)です。
今回は琉球舞踊を切り口として沖縄の風習文化を学ぶ機会をいただきました。次回は 別の切り口から沖縄の深さと文化の違いを探っていければと思います。
▼プロジェクトの過去記事はこちら!
沖縄県八重瀬町の築300年を超える琉球古民家で本当の沖縄を知る