「伝統建築は共感投資で維持することができる」投資家インタビューvol.09 石原洋志さん
鎌倉市 旧村上邸 – 鎌倉みらいラボ – ( https://kamakura-mirai-lab.com/) に投資いただいている石原さん(写真中央)に、投資のきっかけについて伺いました。
― 本日はよろしくお願いします。
石原: よろしくお願いします。
― 早速ですが、石原さんのお仕事について聞かせてもらえますでしょうか。
石原: はい、昨年6月に保険会社を退職し、フリーのコンサルタントになりました。アジアの投資家に日本のマーケット状況をアップデートしていくような仕事をしています。それに加え、週3日で東京のベンチャーや中小企業の経営コンサルもやっています。
― 葉山と東京の二拠点生活とお聞きしましたが。
石原: 平日は都内、週末は葉山というスタイルです。海外赴任でマンハッタンにいた際、車で1時間ぐらいのコネチカット州のデリエンに行ったりしていて、緑豊かで、海もあって、そういう雰囲気が好きでした。葉山も似たような感覚があったことと、写真を撮るのが好きなので、週末にきていました。退職をきっかけに、どこでも仕事ができるスタイルになったこともあり、葉山に拠点をもちました。
― 鎌倉は選択肢としてなかったのでしょうか。
石原: 鎌倉は観光ですよね(笑)。混雑しているところがどうも苦手で。いいじゃないですか、緑があって、海があって、ゆっくりできる感じが葉山は。
― 弊社エンジョイワークスとの接点やハロー! RENOVATIONを知ったきっかけについて教えてください。
石原: 一昨年の7月くらいかな。ハロリノの案件で葉山の蔵のオープンハウスがありましたよね。面白いことやっているな、いいことやっている会社があるんだなって思って見ていました。その中で旧村上邸のことを知りました。
― 投資のきっかけはなんだったのでしょうか?
石原: 大学は工学部の都市工学科なんですよ。保険の仕事とは全く関係ないんですが(笑)。近代建築も古い建物もいろいろ好きでして、旧村上邸のような伝統建築を鎌倉市がどのように残していくのだろうと気になっていました。
ハロリノの投資型クラウドファンディングという仕組みを使って残していくということだったので、残すプロセスに共感しました。投資という感覚より、共感したものに「絡みたい」という想いでまず1口投資したんです。その後ちょっと大変でしたよね、あまり集まりがよくなかったので。気になってしまって、その後5口買い増しましたよ(笑)。
― 集まっている状況を見て追加で出資していただいたんですね。ありがとうございます。今の運営状況はどのように見てらっしゃいますか?
石原: まあ立ち上がって間もないですからね、すぐに結果はついてこないと思いますよ。立ち上げ直後の難しさは、私も保険会社のとき痛いほど経験していますから(笑)。
― 最近は投資や運用という言葉がよく使われていますが、金融業界に長くいる石原さんはどのように考えていらっしゃいますか?
石原: たとえば資産運用っていうのも、自分も社会に出るまで全く知らなかったし、やったことがありませんでした。とはいえ、リスクや、安全性、ポートフォリオなど、最低限の勉強は必要だと思いますね。
― ハロリノはそういった勉強の入口になりえますかね?
石原: 投資や運用の勉強にはなりづらいんじゃないでしょうか。旧村上邸についていえば、不動産投資というよりリノベーションですよね。投資っていう大きな枠組みがあって、その中に不動産投資があって、更にその中の一部というか。集めた金額はリノベーション費用であって、土地であり建物というリスクをとっていない形態ですから。それでも旧村上邸という実物不動産があるわけで、目に見えてわかるからこそという点が、面白い取り組みだと思っています。
― 旧村上邸はどのような活用方法が適しているとお考えでしょうか?
石原: 既に始められていることですが、企業向けに、SDGsを絡めた日帰りワークショップ、その後、鎌倉市内で懇親会。そういう利用方法が合っているように思っています。
― ありがとうございます。また次回の投資家向けイベントでもお力貸してください。
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