【泊まれる蔵PROJECT】イベント「ゲストハウス・民泊を始める(を妄想する) 」
「The Bath & Bed Hayama」 は、みなさんと一緒につくっていく宿。日常にあったはずの、小さな「非日常」を取り戻す場所づくりをプロフェッショナルの方と一緒に考えていく宿づくりイベントを連続開催します!
第一回「アートを取り込む」の様子はこちら
第二回「インテリアにこだわる」の様子はこちら
第三回「花を飾る」の様子はこちら
第四回「寝る前時間を楽しむ」の様子はこちら
第五回「バスタイムをもっと豊かに」の様子はこちら
第六回「グリーンを取り込む」の様子はこちら
宿づくりイベント!第7回は東京出張編、泉岳寺にあるKEIKYUイノベーションハブをお借りして「ゲストハウス・民泊をはじめる(的に妄想する)」を開催しました!
ゲストにお呼びしたのは日本中のゲストハウスの魅力を発信する、ゲストハウスプレス編集長の西村祐子さんです。この日のためにわざわざ大阪からお越しくださいました!
西村さんには、ゲストハウスとの出会い、ゲストハウスプレスを始めようと思ったきっか、取材時のこだわり、そしてゲストハウスの魅力などざっくばらんにお話いただきました。
特に印象的だったのは、ゲストハウスプレスへの想い。素敵な時間を過ごしたゲストハウスに出会った時、オーナーやスタッフの人柄、ゲストハウスへの想い、そしてどんなストーリーがあるのか。そんな「人の想い」を聞きたい、そして伝えたいと思うようになり、実際にアポイントをとってお話を聞きに行くようになったのがゲストハウスプレスを始められたきっかけなのだとか。
そのため、ゲストハウスプレスでは、そのゲストハウスをつくったオーナーや働くスタッフなど、人の魅力を中心に紹介しているそうです。また、取材についても、始めからお仕事として訪れるのではなく、気になるゲストハウスがあったらまずは自身で泊まりに行き、良いと思ったら改めて取材を申し込む、というスタイルを徹底しているとのこと。時間のかかる方法ではありますが、西村さんの感性で本当に素敵だと思うゲストハウスのみを紹介したいという強い思いを感じました。
そんな西村さんが最近印象に残ったゲストハウスは台北のStair Hostel。細部にわたって居心地の良い空間とゲストとの距離感。本当に旅人のことをよく考えられて作られているゲストハウスなのだとか。お話を聞いてぜひ泊まりたくなってしまいました!
今回のイベント参加者のほとんどがゲストハウスをすでにやっている、もしくは将来的に始めたいと考えていらっしゃる方で、みなさんジブンゴトとして西村さんのお話を真剣に聞いていらっしゃいました。
西村さんのお話を参考にしつつ、後半はグループワーク。まずはどんな宿をつくりたいか、自由に妄想します!同じ目的を持つ仲間同士、皆さんコミュニケーションを積極的にとり、話は大盛り上がりでした。
◆みんなで励ましあう、ライザップの人たちのための合宿宿・・・一人だと頑張れない人が集まって力を合わせて減量成功!
◆泊まれる動物園的なゲストハウス・・・動物好きからしたら夢のような宿!
◆座敷童宿。泊まると幸せになれる?!・・・このグループの1人が、最近周りで幸せなことばかり起こるそう。彼女を拝みに来る宿!
◆アラサー女子のためのちょっと贅沢&おせっかいゲストハウス・・・日々疲弊しているので非日常な空間がほしい、でも民宿的な、お母さんが朝ごはんを出してくれるような温かさも欲しい。そんな女子のための、一面がガラス張りの壁に覆われて海も山も一望できるような非日常空間で、こだわり朝ごはんをいただけて、その地域ならではの本をゆっくり読めたりする特別な時間を過ごしたい。そんなアイディアでした!
◆地元の農家漁師があつまる、たまり場ゲストハウス!・・・地元の農家さんか漁師さんが取れたての食材を持ち寄って料理をしたりお話をしたりする場を作りたい。そこがか彼らのたまり場兼旅行者が泊まれるゲストハウスになっていれば、旅行客と現地の人の交流も生まれるし、地元の食材も楽しめるし、楽しそう!
◆永遠にワインを飲み続けられる宿・・・いつまでも飲んでいられる、眠くなったらすぐベッドが。最高に幸せですね。
などなど、実現できそうなものから、かなり振り切った案まで、面白いアイディアが飛び出しました。
今回は妄想だけでは終わりません。2回目の次のグループワークの課題としては、理想のゲストハウスを実現するために必要な要素の中でも、大事なポイントと考えている「人を巻き込むこと」「資金調達」をどのように実現させるか、実践的な方法を考えました。
大事と分かっていても中々難しいのがこの2つ、悩みながらも様々な意見が出されました。
周囲を巻き込むことについては
◆地域の素材・食材を使う・・・地域の生産者が宿づくりに関わる形になる。
◆防犯カメラを1つ設置するにも、近所の防犯対策にもなる位置に取り付ける。・・・まちの人にとっても「嬉しいこと」をGIVEすることで信頼関係を築くことができる。
◆Youtube配信などをしてコミュニティをつくる・・・動画の方がより伝わりやすい?そして、コメントをシェアする場として活用できる。
など、地域の人にとってもメリットとなる取り組みや、関係構築をきちんと行うなどの意見が出ました。
また資金調達についても
◆クラウドファンディングを利用する・・・PR効果もあり
◆エンジェル投資家(創業間もない企業に対し資金を供給する富裕な個人のこと)を募る仕組みをつくる・・・お金儲けのためでなく世の中のためになる投資の方法を模索しているような方が世の中にいるのでは。
などがアイディアとして出されました。
資金調達をしながら、人を巻き込み、プロジェクトに参加してもらう。本当に大切なことだと思います。最後に、エンジョイワークスとして、この二つを実現するために実施しているまちづくり参加型クラウドファンディング「ハロー!RENOVATION」について、お話しいたしました。詳しくはこちら。
最後に集合写真を撮影し、イベントは終了。
イベントが終わってからも参加者の方同士で積極的にコミュニケ―ションを取られたり、連絡先を交換したりされている姿が印象的でした。やっぱり「いつかゲストハウスをやってみたい」という同じ想いの方がつながったり、意見交換ができたりする場はとても大事だなと感じた夜でした。
皆様の夢を実現するための何かのヒントにしていただけたら嬉しいですし、エンジョイワークスとしてサポートできることはたくさんあると思います。
お集まりいただいた方々、本当にありがとうございました。そして、西村さん、ゲストなのにイベントのファシリテートまでありがとうございました!
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第7回のプロフェッショナルは ゲストハウスプレス編集長の西村祐子さん。
2013年、まだゲストハウスが一般的に知られてない頃、日本国内に20−30代の若い世代がつくったカッコよくて清潔で地域のハブになるようなゲストハウスがあることを知り、もっと広くその存在を紹介したい、と「日本の旅の、あたらしいかたち」というコンセプトで「 Guesthouse Press(ゲストハウスプレス)」を創刊されました。そんな西村さんから、お話を聞ける貴重な機会です!
イベントでは、宿の経営に興味がある方に参加いただき、将来どんな「宿づくり」をしたいかをみんなで妄想します!第1部は、西村さんとのトークセッション。ゲストハウスの魅力について語っていただきます。第2部は「もしあなたがゲストハウス・民泊をやってみるなら?」をテーマに、参加者のみなさんでワークショップ。妄想を膨らませます!そして第3部は「The Bath & Bed Hayama」のプロジェクトについて「みんなでつくる宿づくり」の視点からご紹介いたします。
いつか民泊やゲストハウスをやってみたい、
もしくは宿づくりに関わってみたい、
西村さんのお話が聞きたい!
こんな方は是非ご参加ください。
西村祐子(にしむら・ゆうこ)
ゲストハウスプレス編集長・ワンダラーズライフデザイン代表
2016年まで神奈川県三浦半島・葉山近くに在住、2017年より大阪に拠点を移し、Webメディア&フリーペーパー『ゲストハウスプレス』編集長として、「あたらしい旅と暮らし」を発信する企画編集・ライターとして活動を本格化。100軒以上のゲストハウスに宿泊し、Web運営・店舗運営も携わった経験から、宿泊施設のコンサルタント業務も行っている。
【イベント概要】
2018年6月8日(金) 18:30 – 21:30
1部 西村祐子さんトークセッション
2部 どんな宿を作る?を妄想する
3部 The Bath & Bed Hayamaのご紹介
開催場所:KEIKYU イノベーション・ハブ (東京都港区高輪2丁目18−10 高輪泉岳寺駅前ビル2階)
定員 :50名
参加費 :1500円
参加申し込みはこちら
【お問い合わせ】
0467-53-8583
エンジョイワークス 事業企画部