ひとのつながりを生む場、旧村上邸<鎌倉みらいラボ>の今後の展望
2019年10月5日、鎌倉市旧村上邸にて、 「鎌倉みらいラボ 第一回投資家イベント」が開催されました。ハロリノを通じて投資いただいたみなさんと、アイデアを出し、改善策を立て、実行し、運営を盛り立てていきます。みんなで一緒にまちづくりを!です。
6月から運用を開始した後の、3カ月活動報告と現在の課題の共有と今後の展望を、参加者全員でディスカッションしました。
歴史的、文化的にも貴重な建築物(鎌倉市景観重要建築物)である、旧村上邸は、鎌倉市へ寄贈された後、保存の必要性がある一方で、歴史ある建物だからこその資金面や運用管理上の課題もありました。そこで鎌倉市が、旧村上邸の持続可能な活用のために公募型プロポーザルを実施した上で、株式会社エンジョイワークスを運営事業者とし、建物の外観や佇まいはそのままに、新しいひとのつながりを生む場として「企業の保養も兼ねた研修所」と「地域コミュニティ施設」へと、みなさんと共に機能をアップデートしたのです。
土曜の朝から、旧村上邸に投資していただいた13人の方々にお集まりいただきました。
「投資はしたけど、初めて来られた方いますか?」チラホラ。
「来たことがある人は?」チラホラ。
半々ぐらいでしょうか?聞けば、オープン前のイベントに参加していただいていたという方や、「ここには来た事が無かったけど、別会場でのイベントには参加したよ。」と様々です。ただこうして、きれいになり、オープンした建物では、一様に感慨深げです。
ラウンジで一通りのご説明をさせて頂いた後は、みんなで施設探検!
奥には、写真のような一面板張りの能舞台!荘厳な雰囲気が醸し出されています。能舞台は特殊な建築様式で、舞台の下に音を反響させる壺が入っているんだそうです。参加いただいた方の中にも能を嗜まれている方がおり、「なかなか能舞台があるところが無くって、練習するにも苦労しています」と。そりゃぁそうでしょう。「うちの能舞台で練習していきます?」なんて会話、聞いたことありません。それがここにはあるんです。
施設探検のあとは、いよいよ本会の趣旨である投資家説明会。会議室に場所を移し、プロジェクターを使い、現状をご説明させていただきました。ここまでの経緯と旧村上邸を利活用する意義。その後、6月からの「企業の保養も兼ねた研修所」と「地域コミュニティ施設」としての利用状況をグラフと表でご説明させていただきました。
滑り出しから順調ですと言える状況ではなかったのですが、そこは皆さん、静かに耳を傾けていただき、ひとり、またひとりと鋭い質問やご指摘も。大変参考になります。実はご意見をいただくお時間を予定もしてもいたのですが、次々手が上がるので、質問時間を延長し、次から次へと対話が始まります。さすが投資家として、このプロジェクトにご参加されているだけあって、深くご理解された上でのご指摘、ご質問。ジブンゴト化をみなさん体現されています。
まだまだ出したりないお気持ちをそのままに、課題を2つに分けて、テーマごとにブレインストーミングとディスカッションタイムへ続きます。
「はーい、それではみなさんのアイデアをポストイットに書いて貼り出してみましょう」
それぞれの立場や経験から様々な意見が、色とりどりのポストイットに次から次へと。人によっては想いがあふれて、手が追い付かない様子…こちらも事前にあれこれ考えた上で、この場に臨んではいるものの、やはり違いますね。皆さんのアイデアや思いに圧倒されそうでした。
玄関から奥行きのある会場を望むと、この場にいる全員が真剣な眼差し。このプロジェクトの未来を楽しみにしている仲間なんです。
最後にたくさん出されたアイデアをそれぞれのチームでまとめて、発表。隣の机でやっているにもかかわらず、集中してると全然聞こえていないものです。自分のチームではない発表を聞くと「へー、そんなことやってたんだ。そっちも面白そうだな」と思ってしまう。
今後は、出していただいたアイデアをもとに、改善策を立て、実行し、次回の投資家イベントで「へー」といい意味での驚きが出るような活動につなげていきます!是非皆さんも今後の活動にご期待ください!
旧村上邸 -鎌倉みらいラボ- https://kamakura-mirai-lab.com/
その他の活動も次々始まっています
日本の暮らしを楽しむ葉山の平屋:https://hello-renovation.jp/topics/detail/6259
松本のみんなのダイナー:https://hello-renovation.jp/topics/detail/5813