「二見ヶ浦プロジェクト」スタート！　"ふだんリゾート"の実現とは？

公開日: 2020.10.21

こんにちは！ハロリノプロデューサーの牧です。

福岡県糸島（いとしま）市で新たなプロジェクト「二見ヶ浦プロジェクト」が始まりました！

福岡市街地から車で30分ほどにある糸島市。その中でも夫婦岩で有名な二見ヶ浦のど真ん中にある空き施設を活用して、「糸島をもっと深く体験できるアクティビティの拠点をつくろう！」と糸島半島エコツーリズム協会さんと動き出した本プロジェクト。今回は、糸島の魅力をみんなでディスカッションしたキックオフイベント(2020年6月27日開催)の様子をご報告します！！

ドキドキ・ワクワクのキックオフイベント

糸島に行ったことがない私は、イベントの司会に緊張しつつも、糸島の魅力をプロジェクトリーダーの皆さんからお話いただけるとあって、とても楽しみでした。参加者は、プロジェクトリーダーゆかりの方や、福岡市で子どもたち向けの自然体験プログラムを提供している方、福岡市に出勤している糸島在住の方などさまざま。参加者の皆さんとこれからどんなプロジェクトを一緒につくっていけるのか、ドキドキ・ワクワクのスタートです。

コンセプトは「ふだんリゾート」

プロジェクトのコンセプトは「ふだんリゾート」。

この言葉は、ふだんの生活にリゾートのアクティビティが自然に組み入れられている暮らしをイメージして考えました。

1年中ガムシャラに働き、年に数回の休暇でリフレッシュするのではなく、近くの公園に出かけるように気軽に糸島へ。自然豊かなアクティビティを身近に取り入れることで、心身のコンディションが保たれる生活。

そんな施設や文化が育まれるまちを、福岡からほど近くにありながら、まだまだ体験されていないローカルな魅力がたくさん詰まっているこの糸島で作りたい。なかでも夕日がとてもきれいな二見ヶ浦の海岸沿いから「ふだんリゾート」というコンセプトを発信したい、そんな思いでこのプロジェクトは始まりました。

・車以外の交通手段がもっと増えたらいいのになあ
・大人と子どもがそれぞれ楽しめるアクティビティがほしい
・ただの観光で終わらせず、地元の人と話がしたい

などなど、イベントなどを通して1人でも多くの方の声を聞きながら、ひごろ都市で働いている方々に、糸島を楽しむためのハードルを小旅行や観光といったカテゴリーから下げて、もっと気軽に、もっと自分の普段の中に糸島を感じてもらう。それがこのプロジェクトの目指すところです。

今回のイベントでは参加者の皆さんにも「あなたにとってのふだんリゾート」をテーマに、日常の中で感じる楽しい時間や落ち着く時間を表す写真を持ってきてもらいました。その中でも参加者の野崎さんの可愛らしい息子さんのお写真が印象的でした！

遊びも学びも。魅力あふれる糸島半島

アイスブレイクのあと、まずはプロジェクトの舞台となる糸島半島の魅力について紹介しました！

美しい海や山、景勝地、古くから伝わる悠久の歴史などたくさんの魅力があふれている糸島。海や山へツーリングももちろん最高と、楽しみ方は無限大。

二見ヶ浦といえば、海岸から眺める夕日がとってもきれいです。6月の夏至のころには夫婦岩の中央に夕日が沈み、幻想的な時間を過ごすことができるとのこと。
また、海だけではなく山も魅力の一つ。登山やハイキング、釣りにアジサイ鑑賞などなど、自然を全身で楽しむことができます。都会からほど近く海も山もある糸島半島と福岡の関係性は、神奈川県・湘南エリアと東京に似ています。

悠久の歴史の宝庫、糸島。魏志倭人伝では伊都国として紹介される歴史の古いこの地域には遺跡やお寺など文化的にも学びが多い。趣がある土地なんですね。

古い歴史だけではありません。近年では新たなムーブメントも、糸島を中心に巻き起こっています。その一つが「牡蠣小屋」。豊富な海の幸を誇る糸島では毎年冬になると美味しい牡蠣をたくさん食べることができるこの「牡蠣小屋」に多くの人が訪れるそうです。

都市の活力をもつ福岡と、ゆるやかな時間が流れる糸島。

そのギャップと距離の近さが、「ふだんリゾート」を実現できる場として福岡、糸島半島を選んだ理由であるという認識をともにしました。

詳しい糸島の情報が気になる方は、糸島観光協会のウェブサイトもおススメです！
http://www.itoshima-kanko.net/

糸島の「ふだん」を楽しむ拠点づくりが始まります！？

糸島半島の魅力をみんなで確認したところで、糸島をもっと気軽に楽しんでもらえるよう、参加者の皆さんとプロジェクトリーダー陣でディスカッションを行いました！

トークテーマは「糸島でどんな『ふだん』を楽しみたいか」。

皆さんから出た意見は、地域のマルシェをしたり、地元のコミュニティとつながる仕組みをつくったりする、など。。さらに深めていくと、糸島だけではなく福岡市や周辺も含めて「ふだんリゾート」を実現していこうという意見が。どのように福岡市と連携して都市に対してコンテンツを提供していくか。まさにこのプロジェクトの大きな課題です。