クリエイター視点で地域活性につなぐ、藤井寺のまちづくりメディア「ところと、」がおもしろい!

まちづくりの第一線で活躍する3人が立ち上げた藤井寺市道明寺のMONZENプロジェクト。12月の施設オープンに向けて場づくりが進むとともに、関係人口が広がっています。MONZENの成長は、クリエイターと協働してメディアを運営する「ところと」なくして語れません。今回は、彼らが手掛けるまちづくりメディア「ところと、」( https://tokoroto.net/ )に込められた想いを紹介します。

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拠点は、となり駅の古民家再生プロジェクト「アサノヤ」

道明寺天満宮の門前にある古民家を複合施設に再生するMONZENプロジェクト。サイトやSNSでの情報発信をはじめ、現地で開催されるさまざまなイベントの企画運営も手掛けるのが「ところと」です。道明寺プロジェクトメンバーによる場づくりを、編集者やプログラマー、映像制作、ライターらが、クリエイティブな側面からサポートしています。

ところとの活動拠点は、道明寺のとなり駅、土師ノ里駅から徒歩約5分にある旧麻野邸「アサノヤ」(藤井寺市林)。MONZEN(藤井寺市道明寺)に続く、古民家再生プロジェクトです。

ところとの活動拠点という側面を持つアサノヤに、クリエイターの発表の場として使えるレンタルスペースやギャラリーも設けました。建物の再生だけでなく、麻野邸の歴史そのものもコンテンツ化していくユニークな手法は、大阪周辺はもとより全国から注目され始めています(日々の活動 Facebook  Instagram で)。

道明寺プロジェクトをはじめ、五つの場づくりを紹介

ウェブメディア「ところと、」には、MONZENプロジェクトのリーダー、西村剛さんが取り組んできた、周辺4つのリノベーションプロジェクトがMONZENとともに紹介されています。

西村さんというと、大阪のまちづくり界隈ではちょっとした有名人。自宅から自転車で30分圏内にこだわって、日々寄せられる遊休不動産の相談に地域を巻き込んだアイデアで解決策を提案。所有者や住民とともに、建物だけでなく、周辺一帯をリノベーションしていきます。

西村さんが大切にしているのは「かかわる人の得意分野を場づくりに反映し、まかせていく」ということ。メディアに登場するプロジェクトにも、大学生や地域事業者、クリエイターなどが各々のかかわり方で参加。個性豊かなコミュニティスペースに育ち始めています。

メイン通りから一本入ったところにあって隠れ家的なおもしろさも感じさせる長屋群の再生スポット「里庭の箱」(藤井寺市国府)。カフェ兼コワーキングスペース、プライベートサロン、アートギャラリー、バーなど7店舗が入居します。

美術専攻の学生を住み込み管理人として迎え、若手クリエイターやアーティストに制作や交流の場を提供するアーティストランアパートメント「マンションみどり」(藤井寺市惣社)。駅やコンビニから遠いなどワンルームの賃貸物件としては条件が良くない4階建てマンションの1階テナント部分をギャラリーにもリビングにもなる共同スペースにつくりかえました。壁には住人が手がけた大胆なペイントが!

今年できたばかりの、住宅をリノベーションした木造棟と新築棟による「大正通りネスト」(柏原市大正)は、健康をテーマにした柏原の新拠点に。体験や想いを分かち合うさまざまな場所が、地域住民とともに育まれていることがわかります。

クリエイターをまとめるのは、コワーキング「ノーウェア」代表

ノーウェア土師ノ里で行われている、プログラミングが学べる「CoderDojo藤井寺」の様子

「クリエイティブな発想ができる人たちがいたほうが、まちはおもしろくなっていく」と西村さんはクリエイターが集まる仕掛けを、松川哲也さんといっしょにつくっています。

松川さんはクリエイティブなコミュニティをテーマにしたイベントを展開するワンダーラスト代表で、藤井寺の里庭の箱と、柏原の大正通りネストでコワーキングスペース「ノーウェア」も運営。さらには、ところとにかかわるクリエイターのとりまとめも行っています。3足の草鞋という言葉では語りつくせないパワフルさ。

コワーキングは主に松川哲也さん、カフェは奥さまの幸子さん、二人三脚でノーウェア土師ノ里の世界観をつくっています

「ひとつの場所で完結させず、それぞれをつなげてまち全体に広げていく。こうしたエリアリノベーションの取り組みをウェブでも展開していきます。ところと、は場所と人とローカルビジネスをつなぐためのプラットフォームです。地域を『面』でとらえ、まちを活性化させていく道筋をつくっていきたい」。ところと、がめざす未来について、松川さんはこう教えてくれました。

一般社団法人ところとのメンバー
es.NiShiMURA 西村興産 代表取締役 西村 剛
アサノヤオーナー 麻野 篤
トレス建築事務所 代表、建築家 清水 禎士
Wanderlust 代表 松川 哲也(写真左から)

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集、飲、食、歩。天満宮門前が地域にひらかれる未来プロジェクトとは?
門前にある築96年の古民家を“まちの案内所×地ビール醸造所×チャレンジキッチン”に生まれ変わらせます。プロジェクトに取り組むのは、建設業・不動産業を営み市民主体のまちづくりをプロデュースする西村剛、道明寺まちづくり協議会会長・森田剛浩、そして道明寺天満宮宮司・南坊城光興。ともに古き良いものと未来への可能性が交差する場をつくっていきましょう。

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