ハロリノ初の「地域活性化起業人」に、空き家再生プロデューサー大樹がなります!

こんにちは! ハロリノプロデューサーの大樹です。この春から、地方創生における総務省の取り組み「地域活性起業人制度*」を用いて和歌山県紀の川市に入り、「遊休不動産の活用」や「リノベーション・DIY」を通じてまちの活性化をはかっていきます。その様子をSTORIESで発信していきますので、どうぞご期待ください! 今回は、これからの取り組みと、まちづくり仲間の募集について紹介します。

プロフィール
永田 大樹(ながた・だいき)
1995年生まれ、大阪府高槻市出身。近畿大学建築学部在学中から奈良県吉野町でツリーハウスの製作や大阪の長屋改修などのプロジェクトに携わる。卒業後、リノベーションの設計デザイナーを経て、2020年エンジョイワークスにジョイン。共感を集めながら全国の遊休不動産を再生し、まちづくりにつなげる取り組みを進めている。趣味はサーフィン、DIY、ツーリング、読書など。主な担当プロジェクトは大阪「ペイント・ラウンジ」「MONZEN」、函館「旧守屋住宅」ほか
Facebook/ @daiki.nagata.969

1. まちの空き家物件を、ワクワクのコンテンツにDIY

プロデューサーとして活動してきたこの2年半は主にプロジェクトリーダーに伴走する立場でしたが、今回は自分がプロジェクトリーダーに。もはや自身で起業して事業を運営するようなものでとても責任が重いですが、地元の大阪から近いエリアなので、このオファーをもらえたことは自分にとってとても大きなチャンス。気合いを入れてやっていきます。

まずは、まちに点在している空き家物件を少しずつ職人に任せてDIYやリノベーションをして活用していく取り組みからスタートさせます。まずは空き家3物件を対象に次のプロジェクトを計画しました。

  1. まちづくりの仲間同士で住まう「シェアハウス」にする
  2. 佇まいのある大きな古民家を「イベントスペース」にする
  3. 元スナックの物件をレトロな空間を生かした「地域の交流拠点」にする

一つ目のシェアハウスは、まちに関心を持ってくれた人が気軽に住める家としてつくります。このDIY活動に参加してくれたら無償で泊まれる仕組みにして、まちに関心を持ってもらうための呼び水にできればいいなと思っています。

二つ目のイベントスペースでは、エリア内外から色々な人が来てもらえるような交流会イベントを定期開催していきます。

最後のスナックの物件は、リノベ後もまたスナックとして使うイメージで、地域の人たちやDIY仲間の親交を深めるための拠点に。地域のコミュニティにおいてお酒を通じたコミュニケーションというのは絶対に欠かせませんよね。このことに因んで、DIY作業をするチームの名前は「DIY drunkers(酔っぱらい)」にしました(笑)。

2. 空き家活用から、まち全体のプラットフォームの構築へ

この取り組みは、単に空き家のDIYや交流イベントでまちを賑やかにしていくだけではありません。その先の狙いは「関係人口の創出」と「まちづくり会社の基盤づくり」。地域のステークホルダーである、地域住民・関係人口、自治体、地域の企業、地域の金融機関をつなぎ、不動産を軸にした地域のまちづくりファンドをつくる、という構想の実現に向けたものです。たくさんの方々を巻き込みながら、将来的にこの地域で自走可能なプラットフォームをつくることが目標です。

3. 地域活性化起業人と伴走する仲間を募集!

準備として最初に取り掛かろうと思っているのが、仲間さがしです。この取り組みに共感して、DIYをサポートしてくれる人(=ライトなコミット)、一緒に地域に入り込んで僕たちに伴走してくれる人(=がっつりなコミット)、それぞれ募集します!

DIYのサポートについては、学生から社会人の方まで広く募集します。前述の通り、DIY活動をしてもらう方にはシェアハウスに家賃無償で泊まれるようにするので、週末や長期休みを使ってしばらく滞在しながら一緒に活動ができればと思います。体を動かすことが前提にはなりますが、工事内容を一緒に考えることや、ときにはイベント企画のサポートなど、ものを考える作業もお願いできればと思います!

そして、僕たちに伴走してがっつりコミットしたい!という方は、このまちの「地域おこし協力隊」になり、正式なお仕事として引き受けていただきます。具体的には、不動産活用の事業を遂行しながら、地域住民、自治体、企業、金融機関をつなぎ、まちづくりを実現するプラットフォームへ発展していく業務です。

「不動産の活用を通じた『まちづくりプレイヤー』になりたい」というモチベーションのある方はぜひこの機会にエントリーしてください。みなさんのご応募をお待ちしています!

〔応募要項〕
■DIYチーム
当プロジェクトのfacebookグループにご参加ください。そちらで参加時期の調整を行います。
Facebookグループはこちら

■紀の川市 地域おこし協力隊
書類審査と面談を行い、採用者を決定します(2名を予定)。
エントリーフォームはこちら

主な業務内容:
● 遊休不動産実態調査
● 不動産オーナーの開拓
● 移住希望者・関係人口等の対応
● 紀の川市の情報発信
● 不動産オーナーと移住希望者・関係人口等のマッチング
● その他地域活性化に係る活動 等

雇用形態:契約社員
*年度単位で契約更新、最大3年(2026年3月末)まで延長
*配属先は株式会社エンジョイワークス 事業企画部
*兼業については要相談(原則、地域協力活動の妨げとならない範囲かつ、休日等に限る)
*任期後((株)エンジョイワークスとして)正社員登用制度あり

勤務地:和歌山県紀の川市粉河 付近
*研修等のため紀の川市外で活動する可能性あり

勤務時間:9:30 – 18:30(休憩時間 1時間)

休日・休暇:土日・年末年始
*イベント等で休日出勤が生じる可能性あり( その際は振替休日を取得)
*有給休暇を利用可能(活動期間によって付与日数が変動)

待遇・福利厚生:
健康保険、厚生年金保険、雇用保険等完備
*指定のシェアハウス物件に家賃無償で居住が可能(共益費は各自負担)
*引っ越し旅費・経費については自己負担
*パソコン貸与
*その他、活動に必要な経費や研修費については予算の範囲内で支援

給与:年棒280万円

応募資格:
● 三大都市圏(東京都,埼玉県,千葉県,神奈川県,愛知県,岐阜県,三重県,大阪府,京都府,奈良県及び兵庫県をいう)又は地方自治法(昭和22年法律第67号)第252条の19第1項に規定する指定都市に現に住所を有する方
● 採用後、生活の拠点を紀の川市に移すとともに紀の川市に住民票を異動することができる方
● 普通自動車運転免許を有している方、または取得予定の方 (できればMT車運転免許が望ましい)
● パソコンの一般的な操作ができる方
● 設置規則に定める欠格事由に該当しない方

備考:
宅建士、建築士等の資格や実務経験がある方は優遇

選考方法:
①必要書類の受付
Webフォームより申し込み (株式会社エンジョイワークスにて管理)。

②カジュアル面談の実施
募集要項を満たしている方を対象に、面談を行い志望動機やこれまでの経験などをヒアリングさせていただきます。実施場所は紀の川市内または鎌倉本社とします。日程等の詳細については、書類受付後にお知らせします。
※選考にかかる交通費等に関しては自己負担になります。

③ 書類選考
履歴書、職務経歴書、ポートフォリオなどを提出いただき株式会社エンジョイワークスにて書類選考を行います。 面談を実施した方全員に結果をメール等で通知します。

④ 一次面接
書類選考合格者を対象に、株式会社エンジョイワークスの担当者とビデオ通話によるWEB面接を行います。

⑤最終面接
一次面接選考合格者を対象に、紀の川市または鎌倉本社にて面接を行います。 実施場所や日程等の詳細については、WEB面接選考結果を通知する際に応募者にお知らせします。
※選考にお越しいただく交通費等に関しては自己負担とします。 面接時には必要書類を持参いただきます。

⑥最終結果の通知
選考終了後に、結果をメール等で通知します。

*「地域活性起業人」とは
地方公共団体が三大都市圏に所在する民間企業の社員を一定期間(6カ月以上3年以内)受け入れ、そのノウハウや知見を地域に活かす官民連携の取り組み。地域独特の魅力や価値向上、安心・安全につながる業務に従事してもらい、地域活性を図る取り組みに対して国が特別交付税を措置します。令和2年度まで推進されていた「地域おこし企業人」プログラムの刷新版にあたり、地域活性化起業人は258市町村で395人が活躍しています(令和3年度特別交付税ベース)。

三大都市圏は、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、岐阜県、愛知県、三重県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県。

出典「地域活性化起業人制度概要」(総務省)

この記事もあわせて読む

地域おこし協力隊制度から広がる、空き家を活用した地域活性化事例
空き家や古い家から生まれたアップサイクル事例集。廃棄素材の可能性をクリエイティブの力で高めて
空き家活用アイデアは「シェア」の中に。地域に開く再生の物語

人気の記事

【不動産業界向け】低リスクで即実行できる新規事業を公開!“応援”されながら稼ぐ不動産業!エンジョイワークスのつかい方
オススメのイベント

【不動産業界向け】低リスクで即実行できる新規事業を公開!“応援”されながら稼ぐ不動産業!エンジョイワークスのつかい方

2024-12-09 開催

全国