【動画】藤村龍至、連勇太朗らまちづくりのトップランナーが考えるニュータウン再生の切り札

目指すは、まちづくりのジブンゴト化!
まちづくり第一線で活躍する多彩なゲストが登壇

やっぱりニュータウン椿峰ファンドのイベント第4弾! 私たち地域の人たちだけではむずかしい取り組みやツールを広げていくことを「ジブンゴト化」というキーワードに込めて、クロストークイベントを開催。参加者もチャットで参加いただきながら「これからの郊外住宅地、ニュータウンのまちづくりってどうなっていくの?」「住民参加ではなく、住民主体でまちづくりを進めるために私たちができることとは?」などについても考えました。

この日お迎えしたゲストは、まちづくり第一線で活躍する多彩な顔ぶれの次の4人。自治体や企業などと連携して郊外まちづくりのアドバイザーなども務める建築家の藤村龍至さん、まちづくり会社や武蔵野樹林カフェのPFI事業などを運営しながら、今回椿峰キッチンプロジェクトを立ち上げた平山毅さん、モクチンレシピで知られる建築家の連勇太朗さん、そして平和建設代表で、物件と入居者をつなげる地域プロジェクト・トダピース運営する河邉政明さんです。プロフィールは記事の後半で紹介しています。

このアーカイブは、こんな人におすすめ!

  • 郊外住宅地、ニュータウンの活性化に興味がある方
  • SGDs、地域貢献事業に興味がある方
  • 住民参加型のまちづくりに興味がある方
  • 埼玉県所沢市にゆかりのある方
  • 藤村龍至さんのまちづくり、コミュニティづくりに興味がある方
  • モクチンレシピ、DIYに興味がある方
  • 椿峰ニュータウンのまちづくり事業を一緒に考えたい方

建築学生から家具屋さん、地元の人まで。
多様な参加者の感想もあわせて紹介!

たくさんの参加申し込みをいただいていた今回のイベント。イベント後のアンケートにも満足の声をたくさんお寄せいただきました。その一部を紹介します。

<参加者アンケート>

  • 大阪のニュータウンで地域教育コミュニティづくりに関わっていますが、一つの職能では解決できない壁を感じており、実践者のみなさまから様々な取り組みをお聞きできたのでこれからも参加したい。
  • モクチンレシピというサービスを存じ上げなかったので知れて良かった。
  • 建築学科で勉強している身として、今現在のニュータウンの空き家問題の活用方法など貴重な話を聞けて参考になった。
  • 私が住んでいる大規模ニュータウンも高齢化が進み、空き家も多く出てきています。リユース家具販売業の立場でこの問題を解決できないか模索中です。本日の話を参考にアクションを起こしていきたいです。
  • 異なる建築家とそのクライアントの視点でプロジェクトの進め方について解説いただき、勉強になりました。
  • 藤村氏の考えや連氏のアイデアに刺激を受けました。また戸田ピースさんのような不動産会社が所沢にもできることを期待します。私の理想は椿峰ニュータウンが景観だけでなくSDGsや独居老人問題を解決し、地域経済を活性化させる仕組みが生まれることです。それをモデルとして郊外のスプロール化した住宅地再生のきっかけになればと思います。
  • 実際に椿峰ニュータウンに居住・リノベーション(モクチンレシピ)して職住共存の在り方を一つのモデルとして世間に発信してみたいです。参加者が業界の専門家が多かった様子で場違いな感じがしましたが、地元のまちづくりに関するお話だったのでとても勉強になりました。
  • 知らない他分野の情報を知ることができて有益でした!

(抜粋して掲載)

椿峰キッチンプロジェクトについて

椿峰ニュータウンの入口にある2階建ての空き店舗の1階をシェアキッチン、2階をコワーキングスペースにリノベーションし、椿峰ニュータウンを変えていくためのコミュニティ拠点をつくります! 椿峰ニュータウンは、埼玉県所沢市の中でも西部に位置するエリア。「トトロの森」と呼ばれる狭山丘陵の豊かな自然地形と植生を活かしながら1980年代に開発され、集合住宅や戸建て、タウンハウスが立ち並ぶみどり豊かなまちで、東京の郊外を研究する三浦展氏に「これまで見てきた郊外住宅地の中でもベストと言ってよい素晴らしさ」と評価されるニュータウンです。

「椿峰キッチン」の記事一覧

イベント登壇者プロフィール

藤村 龍至さん
建築家/東京藝術大学准教授。1976年東京生まれ。2008年東京工業大学大学院博士課程単位取得退学。2005年よりRFA(藤村龍至建築設計事務所)主宰。2016年より現職。2017年よりアーバンデザインセンター大宮(UDCO)副センター長/ディレクター、鳩山町コミュニティ・マルシェ総合ディレクター。公共施設の設計のほか、さいたま市・愛知県岡崎市・埼玉県鳩山町・所沢市などで公民連携型都市再生に関わる。

藤村龍至さんインタビュー
(1)ニュータウン再生への一歩は、集まる場をつくること

(2)建築の前に、地域とつながる言葉がある

平山 毅さん
となりのトトロに憧れて所沢市に移住。その後Web制作会社を営みつつ、日本三大名茶の狭山茶のブランディングや大規模な屋外バルイベントなど「食」に関わる取り組みを行う。2020年からはKADOKAWAサクラタウンに隣接する東所沢公園で、建築家・隈研吾氏設計の「武蔵野樹林カフェ」をPFI事業として運営している。現在、椿峰ニュータウンにて「食」をテーマにコミュニティづくりを行う椿峰キッチンプロジェクトに挑戦中。

平山 毅さん執筆記事
リノベ前からマルシェを続けよう。「さかみちの市」で広がる椿峰コミュニティ

連 勇太朗さん
1987年生まれ、幼少期をロンドンで過ごす、慶應義塾大学大学院修了。2012年に(2021年にCHArへ改称)を設立、「モクチンレシピ」や「パートナーズ」などのサービスを開始。2018年に@カマタ設立。2021年より明治大学専任講師に着任、教育・研究活動にも従事(建築計画研究室主宰)。主な著書に「モクチンメソッドー都市を変える木賃アパート改修戦略(共著/学芸出版社)ほか。モクチンレシピで2015年グッドデザイン賞受賞、他受賞多数。

次世代まちづくりスクールでは、4月開講の専門課程「連ゼミ」の受講生を募集中です。第1期に続き「空き家改修メソッド『まちの価値を生み出す企画とデザインの方法を学ぶ』」をテーマに、オンラインを中心に行われます。詳しくは「連ゼミ」詳細ページ

河邉 政明さん
平和建設株式会社 代表取締役/トダピース 運営/NPO法人日本ホームインスペクターズ協会(JSHI)理事。埼玉県の戸田市にあるまちの小さな不動産屋の2代目として、賃貸、売買、仲介、管理、修繕、リフォームなど建物にまつわるすべての業務を取り扱う。2011年JSHI公認ホームインスペクター資格を取得、2014年からNPO法人CHAr(旧モクチン企画)と協働しながら、2020年4月に価値を生み続ける新築木賃アパート「はねとくも」プロジェクトを始動。

募集中のイベントを見る


※この動画は2022年9月12日に開催した椿峰キッチンプロジェクト・トークイベントのアーカイブです。
※本案内に記載のイベントでは、ご紹介する投資商品等の勧誘を行う場合があります。

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